再生住宅工事経過見学会募集のお知らせ
2012.8.31
富山県各地で、再生工事が着々と進んでいる。「解体」作業に入り、家族の歴史が刻まれた梁や柱が姿を現した。何十年ぶりに太陽の光に照らされた柱は、なぜか活き活きとしている。家族を見守ってきた梁は、「残してくれてありがとう」と微笑んでいるようである。
再生住宅での「解体」は、既存建物を「壊す」ことを目的とせず「残す」ことを前提としている。これは、高度な技術力と繊細な観察力を必要とする。机上の勉学だけでなく、経験がモノを言う。共栄ホームズ匠たちも、この解体作業に慎重さと独自の眼力で工事を進めていく…。
■氷見 K様邸
氷見の町屋再生K様邸は海沿いに並行した佇まい。夏の日差しの中、潮の香りが風に運ばれてくる。遊歩道には、なぜか懐かしさが込み上げてくる。町屋は、隣家と一体化した大家族のような感慨深いものがある。
解体作業は、悪戦苦闘の毎日。町屋は隣家との隙間も少なく、繊細な作業を要する。家に君臨する梁も、ようやく顔を出し甦りを喜んでいるようである。太陽の光が、スポットライトのように光を導き出す。
■黒部 M様邸
M様邸には、家族の想い出がいっぱい。お子様の成長を願って大切に住んでおられた家には、家族の歴史を色濃く残す。
社会人を目前にされたお子様も、いつかこの家を巣立っていく…いつも仲の良いご夫婦が住みやすさを追求して幾度の打合せにお付き合い頂いた。いつでも「おかえり」と迎えれるように…そんな空間作りに徹している。
M様の新たなスタートでもある再生住宅に、大切な想い出を残していく。
■黒部 K様邸
K様邸は大家族。家族構成の変化から増改築を繰り返した結果の既存建物である。部屋によって築年数が違い、つなぎ目には危険な段差も多い。仕上がりは家族が楽しんで暮らせるように趣向をこらしたもの。プライベート空間をつくり、なおかつ家族団らんを過ごせる生活空間に仕上がる予定である。
柱や壁には、家族の想い出が随所に残されている。子ども達が幼い頃に残した落書きの跡や傷…そんな小さな面影も家族の歴史がしっかり刻まれている。
ピカピカに完成した家は、人をワクワクさせる。しかし、再生住宅はそれ以上に素晴らしいものがある。使い捨てが主流の時代、後世に残せるものを模索したい…そんな想いで、日々邁進する日々である。
是非、工事途中の再生住宅をご覧下さい。家が奏でる声に耳を傾けてみて下さい。
*再生住宅工事経過も随時見学OKです。お気軽にお問合せ下さい。
お問合せ℡ 076-466-3091