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氷見市 O様邸 再生工事 防湿コンクリート工事編

氷見市 O様邸 民家再生住宅工事です。今回は先ず建物の再生の前の段階、基礎の再生工事です。O様邸の場合、既存の基礎は 布基礎でした。布基礎というのは 簡単に言うと土台の木材がのっている部分はコンクリートで その他は、土壌 という基礎です。 その土壌の部分から湿気が上がってくるので それを防ぐために 防湿コンクリートを打ちます。何故 このような作業が必要なのか? 木造住宅というのは、言うまでもなく木でできていいます。木の腐朽は①温度②空気③養分④水分の4つの条件の1つでも欠ければ進行しないといわれています。しかしながら①~③の条件を除くことはできませんので、現実に取りうる腐朽防止策としては、④の水分ということになります。 この防止策としては、通風と湿気の遮断が重要になります。基礎の形状としては すべてコンクリート形状のベタ基礎が 湿気対策としては ベストですが、O様邸は 既存が布基礎でしたので、既存の布基礎に 防湿シートをひき ひび割れ防止のため ワイヤーメッシュを設け 防湿コンクリートを打ちました。断熱材の組込み方で 隙間があれば 思ったほどの断熱効果が期待できない事は、以前にも述べたのですが、防湿シートの敷き方で隙間があれば同じような事がいえます。断熱材は壁を貼ってしまえば見えない、防湿シートはコンクリートを打ってしまえば見えない部分です。少しの隙間 と思われるかもしれませんが、このような些細な仕事の積み重ねが 良い家を作り上げていくと信じています。隙間が有るか無いかなど 作業的な部分は 施工業者側の 仕事に対する取り組む姿勢の問題であり、建築基準法などの法律で規制されない、基本中の基本の部分であるため、絶大な信頼の基に契約されたメーカーさんを信用してお任せされてもいいですが、お客様 自身の目でチェックされた方が 安心ではないでしょうか。知らないうちに 現場で事件が起きているかもしれません