「玄関」
2010.11.30
たまには 「家」についての内容の ブログを 書きたいと思います。
「玄関」 これには 日本の玄関という 形があります。
欧米人は 玄関で靴を脱がない、日本人は玄関で靴を脱ぐ。この事は住宅を作るにおいて 大変な違いであります。
玄関で靴を脱ぐという生活習慣をとる日本人の玄関作りは 想像以上に大変な事なのです。 靴をどこで脱がせるか?そして 脱いだ靴をどこにしまわせるか。など
「靴を脱ぐ という行動」 言いかえれば 靴を脱いで 家へ上がらせる来客者には 欧米人に比べると 「心を許していますよ」とのより強いサインにもなっている気がします。
また 日本人は 出かける際 靴をはくという行為を行う 玄関で 気を引き締めるという(気を切り替える)という 行動を 無意識でとっています。
また 他人との バリケードの役割も 果たしています。
日本の住宅で 靴を脱いで 家へあがらせて頂くということは よっぽどなのです。
以上の事から 日本人にとっての 「玄関」とは 重要な場所なのであります。
最近の住宅事情では 生活空間の優先から どうしても玄関の作りが 二の次になることが 多いような気がします。
また 最近では TV付きインターホンの普及から 昔の日本でいう玄関という役割が 薄れてきて 昔のような 玄関の作りが必要なくなったというのも その要因のように 思われます。
しかし 玄関で靴を脱ぐという行動は 昔から今も 何ら変わりません。この事から、自分達は どのようにして靴を脱ぎ、どのに靴をしまうのか という生活シュミレーションが必要になります。
「靴は泥がついているので ホールを汚さない為 下足棚は タタキ側に配置」
「タタキ側に下足棚が あると 靴をはく際に 一歩 タタキ部に 足をつけなければならない」
など 個人の考え方によって 玄関の形は 変わってきます。
みなさんは どのような 玄関スタイルに されますか?