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楽しい と 幸せ

久々に 数人との友人達と 会いました。コンビニで スナック菓子と 酒ではなく 、お茶やジュースを買い集め 夜宴会が行われました。 酒も無しで TVゲームなどをして 少し幼稚な集まりですが、いろいろな 話をして 楽しめました。 10時過ぎには 家路に着いたのですが、その楽しさの余韻がボーッと 引っぱったままでした。

お風呂に入り、奥さんと 子供が寝静まった リビングのソファに腰を下ろした時にも まだ その楽しかった余韻が タバコの臭いのように しつこくボーッと 残っていました。友人たちとの会話の内容が走馬燈のように流れ、いつもはとっくに寝ている時間帯なのに 眠気は不思議と 感じなかったので、しばらく照明無しの暗いリビングで 天井をみておりました。

そんな中 突然、奥さんと子供の寝ている 隣接する和室から 夜泣きが。 しかも いつもより大きな声でなかなか泣きやみません。

その瞬間 一瞬にして、友人達との宴の余韻から 現実に戻されたというか、普段通りの生活に もどったという気がしました。

その事に 何故か 「幸せ」 を感じました。幸せというか 家に帰ってきたという安心感というか。

昔だったら 生活の中心が「楽しみ」である事を優先していたと思うのですが、今は 少し違う自分がいることに 改めて驚かされました。 昔だったら 今 感じている この「幸せ」という感覚は、「面倒」 とかに感じていただろうと思います。

いつから 物事の感じ方のスイッチが切り替わったんだろうと思いながら、ゆずは、寝ている間でも鼻をよくかまうので、結果 鼻血を出しながら 夜泣きしている ゆずの顔を ウェットティシュで拭いていました。

不謹慎な話しかもしれませんが、夜泣きをしている我が子の前で 自分の感受性の変化に対して、心の中で 含み笑いをするのは容易い事でした。

そして 私のスイッチを操作した可能性の一番高い 人物が またスヤスヤと 寝室代わりの和室の中の3人家族の中では、一番小さな寝息をたてはじめました。

ふと 現実に戻った私も 眠気がおそってきました。

 

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