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一通の封筒が 届きました

仕事を終えて 我が家に帰ると、茶色い 封筒が 私宛に届いていた事を 妻に告げられました。 送り主は 旧八尾町にある 「おわらサーキット」からでした。

多趣味の私は、自動車も また好きなのです。中古で39万円で 購入した愛車を 改造するのが 一つの楽しみでもあります。 たぶん とうに購入時の39万円以上の 修理費、改造費を使っているとは 思います。なにせ 16年落ちの車で、走行距離も不明といった車なので 修理費には 頭を悩ませます。

普段は 奥さん名義の軽四(ダイハツ ムーブ)を 私も共用しているので、生活は ほぼこの軽1台で 十分すぎるほどです。私は 幸い 会社(共栄ホームズ)には 徒歩で出勤できる距離なので。となると私の愛車には 乗る事は ほとんど ありません。ガソリン代も 3ヶ月に2千円ほどでしょうか。 奥さんには 車検の度に、修理が必要な際には、「乗らないなら 廃車にしてと」 言われます。その度、笑ってごまかしてしまっています。これを 長年続けることは 不可能とわかってはいます、、 

今度の1年後の車検時には たぶん 無いかもしれません。わかりませんが、、 

ところで 茶色の封筒の中身なのですが、私の車の写真が 月刊おわらサーキットに勝手ながら掲載させて頂いたという内容でした。写真と並ぶように バリバリ私の 実名「takedaさん」 とはいっていました。 「月刊おわらサーキット」は オートバックスなどの自動車関連の店のレジ近くに、または休憩所にて 無料配布されているものです。興味のある方は 少ないかもしれませんが 見てみてください。

 

    次元.JPG

写真は、退院後 私の体調を見て 友人が 久々に誘ってもらって 行った おわらサーキットでの 走行会での 写真でした。楽しくて楽しくてしょうがなく 帰っても 車に興味の無い奥さんに 久々のサーキットでの出来事を 話していたのを 思いだします。奥さんは もちろん興味がないので、「ふ~ん、、」と 感情の無い返事をしていました。

 普段 この車で 出かけることは 地球環境に悪いですし 廻りに迷惑なのは 重々わかっているので、この車を町で見かけることは ほぼ無いと思います。こんな 環境に悪い車に 乗って迷惑を かけているのは 頭では わかってはいるのですが、、、

「車」 私が 大学時代、一人 県外へ飛び出し、友達が全然できない時期が 1年ほど ありました。寂しくて 大学を 辞めてしまおうかと 馬鹿な考えまで 浮かんだだくらい 当時は 悩んではいました。そんな中 1年間のバイトで お金を40万円貯め 車を買いました。友人がいない私は、車を買う為バイトするという小さな目標でも無理やり作らない限り、いまにも大学を辞めて 富山へ帰ってきそうな自分がいたのかもしれません。今 考えれば 馬鹿な話です。 それを 引きずり 未だに ボロい 「車」を 大事に しているのですから、、、 

 でもその車のお陰で 私の大学生活が変わりました、車を買ったことにより 大学にあった自動車部への入部、そして友達ができました。今でも その友人たちとは交流があり、私の結婚式にも はるばる名古屋から富山まで 来てくれました。そして結婚祝いは タイヤでした。

こんな 環境に悪く 迷惑な 車ですが、私には思い出のある 車です。奥さんと結婚する前まだ 付きあって時、 ランチの帰りに 壊れて動かなくなったこともあった、、 お互い 会社の休みを 合わせて 行った県外旅行の 高速道路で バンパーが外れたことも あったり、、

この 車を捨てるのは簡単だが、この室内に染みついた匂い、シートの感触、ハンドルの感触は 捨ててしまえば 二度と 味わうことができない 大切な思い出です。

「家」にも いえる事で、壊してしまえば 簡単に新築できるが、長年 育ってきた 大切な家の思い出、先代の思い出なども 同時に捨ててしまうことになるような気がします。

      「壊すなんて もったいない 再生住宅」

この言葉にいきつくには 楽しい 思い出、また人には言えない嫌な 思い出 が詰まっています。 それら 人間のみが持つ 「思いやる」という感情 このような感情が人間に無かったとしたら 「再生住宅」という言葉は なかったかもしれません。