春の色
2011.5.5
田舎にいながら田舎を見に行くという 自分を自嘲しながら 利賀村へと 車を走らせました。
八尾から 利賀村に向けて 車を走られせたのですが、道中 思わぬ自然が形成する景色に 心奪われ、車一台通れる道幅で 路肩を見つけて 車を停めました。
しばらく 綺麗な景色に目を取られていたのですが、ふと 足元を見ると、そこには小さな水溜りが。 一瞬、目の錯覚かと 思ったのですが、 水が動いて見えたのです。よくよく見ると 小さな水溜りに たくさんの オタマジャクシが。
すごい生命力を感じました。
たが こんな小さな水溜りでは 成長する前に 水溜りが 枯れてしまうと思い、ついつい 水を差してやりたくなりました。
でも 自然へのヒトの行動は生態系に思わぬ影響があると耳にした事があったので、自然のあるがままに しとこうと思い直しました。
こんな事があるたびに、闘病を思い出し 不自然きまわりない「生」を手に入れた私は どうなのかと思ったりもします。
人の英知の結晶 「薬」により 生かされております。
健康な人に対して 負い目を感じながら 生活をしているのも事実です。
でも その分 強く生きていきたいと思います。
闘病生活中に 何度も感じた 「病気が悪くなろうと 一時でもいい。どうしても家に帰りたい」 と 強く思っていました。
病院の機能性や快適性だけでは、身体こそは癒しても、 精神的には 癒してはくれなかったのです。
そんな 今 自分が 人様の家を作る仕事に携わっていられるということに 深く感謝し 形にしていきます。
ゴールデンウィークも 終わりに近づいておりますが、今後とも よろしくお願い致します。