敬老の日
2011.9.19
今日は敬老の日です
朝 新聞を見ていたら 人生相談コーナーが目にとまりました。
大学生の女の子が 数年前に亡くなった父親に対して 後悔の念がつのっているという内容でした。私も 同じような経験があり 目頭が熱くなりました。
5年前に亡くなった父親は 定年退職後 次々と 病気になり 亭主関白な人でしたが ベットでの生活が続くようになりました。、
何とか自力で トイレなど日常生活はこなしていましたが 元来からの頑固な性格で 昼夜問わず 母親には負担をかけ 小柄な母親には重荷になってきていました。見かねた自分が 病院での介護をすすめ 定期検診と偽り 病院へ連れていきました。
しかし それからは あっという間に 体力が衰え 自力でトイレさえもいけない状態になってしまいました。
その時ほど 家というものの ありがたさを感じたことはありませんでした。
段差もあり 水廻りも決して使いやすい家ではなかったのですが 父親にしたら 長年使い慣れた家。歴史と想いでの詰まった家。多少不便なだけで 愛着のある家でした。
世の中の流れが早くなり 最新式の目新しい物ばかりに目を奪われがちになりますが、人がこの世に 生を受けて歩んできた人生は どんなにすばらしい新しい物にも替えがたい歴史があります。
不便だったはずの過去を ‘あの時はよかったな’と懐かしくふり返る感覚と似ていると思います。
共栄ホームズが 目指しているNeo&Classicには 新築や再生といった垣根を越えて 家という この世に誕生した建築物が そこに住まわれる家族とともに歩んでいきたいという想いがこめられています。
新築した家が 家族が変化しても再生という方法で生まれかわることができる。そういう可能性を これからも大切にしていきたいと思っています。
先ほどの 人生相談の答えですが 『後悔の念はつきないと思いますが これからのあなたが力強く 人生を歩んでいかれるのが 一番の親孝行です』と答えてありました。
さあ 今日は 内見会の3日目です。がんばっていきたいと思います。
専務取締役 武田 純子