今日は 日曜日です。
週明けの明日から 解体屋さんがドンドン 弱点構造体を壊してゆける様に
既存の構造材に補強柱(鉄柱パイプサポート)を設置してきました。
ブロック構造の解体箇所です。
鉄骨のサポート材を 土台または基礎の構造材に載せれる様に まず床を切り抜きます。
(床に載せると 耐えきれず床が抜けますので、ご注意を!)
予想通り土台は無し。
幸い布基礎が立ち上がっていたので、基礎にサポート材を載せます。
何も無かったら 仮に束石でも入れようと思っていたので 助かりました〜
基礎に載せたら 木造の梁までサポート材を伸ばして、あとは締め付けます。
ブロック構造の左右2ヶ所に サポート柱を設置しました。ご覧の通りに無鉄筋ブロック積です。
左右両柱にアンカーボルトの設置もありません。見えない部分は、いわゆる形だけ それなりになっていれば良いという施工の末路です。
リフォーム屋さんって この様なブロック構造があっても構わず残したままユニットバスを組んだり、内装・外装を仕上げていきますよね?
信じられないのですが、こんな僕の考えがオカシイのでしょうか?
コストカットよりも生命(いのち)だと思うのですが、、、
能登地震の一件で 少しは考え改めてくれると良いのですが。。
まぁ 考え改めてくれないから 2025年4号建築物特例見直しに繋がったのだと思います。
さて、これで ブロック構造を壊して、鉄筋コンクリート基礎に作り替えて、柱・土台を設置できます。
この様な感じで 様々な壁類を壁倍率5倍の耐力壁へと新規作り直します。
建物全体の偏心率を向上させ、水平耐力の確保(剛床構造) 地震に強い建物への計画指針として計画を進めております。
他 建物全体的に柱が少なかったので、6本分 鉄柱サポート材で補強をかけてきました。
この様に 古い建物は、補強をかけながら解体してゆかないと とても危険です。
これで とりあえず一安心です。