明治28年 古民家再生
明治28年に建設された 高岡市 K様邸。今からさかのぼれば 104年前になります。今の台湾(中国)が 日本だった時代です。
母屋は 築104年 そこに一部増築されております。 吾妻建ちの大きな屋根を持つ母屋の壁、柱を大幅に解体し 増築してあるため、母屋と増築部の 取り合いが 構造の耐力低下により、 大きな屋根を支えきれず 大きく歪んでいました。 今すぐ崩れるという訳ではないですが、大きな屋根には たくさんの瓦の重量、雪国ならではの雪の重量がのしかかる事により、 確実に 建物が悲鳴をあげている状態でした。 床下 基礎内側部分は 砂、泥でした。砂は乾き、土台もカラカラで変色も少なかったため 湿気は そんなに こもっていないようでした。通風用と思われる 風穴が基礎の ところどころに見れ、床下の換気を効率よく しているおかげだと思われます。しかし 通風性能の良い 床下だけに 床断熱材のない 現状では 床下から風が室内へと 通り 冬は非常に寒いと思います。
吾妻建ちの家の再生=古民家再生 使われていない大きな屋根裏には 古(いにしえ)の 大きな梁などが 眠っております。 これを 吹き抜け などに利用すると 古民家調旅館のような迫力ある 吹き抜けになります。 吹き抜けにしなくても 部屋として利用するなど 吾妻建ちの大きな屋根裏は 視覚的スペース(吹き抜けなど)としも生活スペース(部屋など)としても おおいに役立てれます。 何億円も はたいて この様な大きな吾妻建ちの家を購入し再生される 一部のお金持ちの方もおられると聞きます。
壊してほしくはない 日本の伝統的な造りの建物だと 思います。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません