今日は 朝から フルリノベーション現場へ来ております

今回 施工する壁用断熱材は、グラスウール 密度24キロ の105mm厚です。
少し大きめにカットして パンパンに隙間なく壁に充填できます。(袋入りグラスウールでは こういった細かい調整は、無理ですよね)

断熱材を壁形状に合わせてカットして充填施工してゆきます。

充填を終えたら 続いて気密シートを施工してゆきます。

気密シート施工を終えたら テープ処理をしてゆきます。

袋入りグラスウールだと 気密性がなかなかとれないのと、性質上 断熱欠損部がどうしても多くなるので、
少々施工手間が面倒ですが、こちらの(裸グラスウール+気密シート)施工方法をする事が多いです。
施行していても こちらの方がミッチミチに断熱材が詰まり 気持ちが良いですもん。
僕自身が断熱施工をしていて思う体感値的に、袋入りグラスウールを施工するよりも 手間は4倍近く面倒になりますし、手袋をして施工しても 手首がブツブツに荒れる。
なんでこんな面倒な作業をするかと言えば、すべては お施主様の為です。
自分が嫌なものを作り それを引き渡すマインドは どうしても持てません。
また この後に施工に入る 電気屋さんや配管屋さんたちが、配線・配管の穴も空けっぱなしという訳にはいかないので、綺麗に気密処理してゆかざるを得ないのが こちらとしては一石二鳥です。
上の写真のイメージの様(よく言う『高気密』じゃなく『中気密』などと言われている施工例ですね)に袋入りグラスウールなどの場合は、手でグイッと押しのけて配管や配線を通してあったりして、そこが隙間(直接外気に面する構造)になっている事が多分にありますので、こういったトラブルが勝手に解決できるのも 別途気密シート施工をするメリットであります。
逆に 恐ろしい事に 例えこの様な施工がされていても、違法判例でも施工不良でもないというのが業界全体の通例認識なのが、(「う~ん、、丁寧ではないね~」で済んでしまうのが)建築業界ですので 知識や施工のアップデートがないという事は 恐ろしい事であると考えます。
