黒部市 H様邸 再生工事
黒部市 H様邸 再生工事です。 富山県東部方面は 私自身 足を運んでは いないのですが、富山県東部では 現在 滑川市と黒部市にて 再生住宅2棟 建築中です。 現場の監督さんの撮ってきた 写真で 状況は 把握させて頂いております。
黒部市 H様邸 は現在 内部再生補強工事は ほぼ終わり、内部の間仕切り壁作りなどの工事に 入っております。(間仕切り壁=部屋と部屋を分ける壁などの事で 外部と面しない壁のこと)
写真では わかりにくいかもしれませんが、色の濃い木材が 古い木材。色の白い木材が 新しい木材です。 再生住宅ならではの 光景です。 ここから 電気の配線、上下水道の配管にいたるまで すべて新品で引き直し壁の内側に 収めます。こういった点も リフォームと違う点です。
また 24時間換気などの 換気システムの新設。も 新築同等に 施工を行います。
基礎部には 防湿シートを敷き、コンクリートを流し 湿気対策を 行っております。基礎の劣化具合によっては 鉄筋を組み直す場合も あります。
床の断熱材としては 上写真の様な 発砲ウレタンの断熱材を 使用しております。発砲ウレタンは 非常に水に強い性質を もっております。 防湿コンクリートを打設するなど 対策は万全にしておりますが 床から湿気が 上がることを仮定して このような断熱材を使用しております。 湿気とは 構造木材を 駄目にするだけではなく、断熱材をもダメにします。 ですので 対策が必要です。
昔から言われている 鬼門 裏鬼門などは、 「鬼が出入りする場所」 「不吉な場所」などと 言われております。 これには 何の根拠もないわけでは ありません。 鬼門=北東(一日中かけて光がはいりにくく寒い=衣服を脱ぐ お風呂場などには不向き) 裏鬼門=西南(夕方の西日が強い、夏暑い=食品を扱う 台所には不向き)。 どちらも 日当りが悪くジメジメとしやすい場所です。 要するに 鬼門 裏鬼門とは 日の当らない湿気の多い場所というのが 言われであります。 昔から嫌われている 日が当らず湿気の多い場所=鬼門 裏鬼門には ただでさえ 日当たりが悪く湿気が多い場所に 水廻りを もってくると なおさら 木材の腐食などの 悪循環を生むということに つながるため 意味嫌われます。
今では 湿気を防ぐ 技術も進歩し たとえ北側であっても トップライトなどで どれだけでも 採光が可能です。 外部に湿気が漏れにくい浴室(ユニットバス)など 鬼門 裏鬼門 は 現代の技術を 持ってすれば ある程度 和らげる事が可能になっております。
鬼門 裏鬼門の 物理的意味の観点から見ると 「家」の設備などで対策は十分可能です。が、迷信とはいえども 鬼門 裏鬼門の 人の精神に与える 不安要素、精神的観点への 対策は、 やはり 図面段階での 話合いが 必要になります。 どうしても 気にされる方は 図面作成段階で よく話合うことが 必要です。建築家なら 多くの方が 鬼門、裏鬼門、風水への 知識は 一般の人よりも 詳しく 心得ております。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません