悪いコンフォートゾーンは いずれ暴かれる

2023年4月3日

2019年から2022年 新築一戸建て調査で、その 9割の物件には、構造、断熱に 何かしらの欠陥不具合があるという 恐ろしいデーターが出ましたね。

データーソース →https://www.s-housing.jp/archives/305184 

大手だから安心、ブランドだから安心、また 今の時代 品質管理は当たり前と、 皆様が常識で当たり前と思ってきた事が1割だったという少数結果で、数字でひっくり返されました。

建物が仕上がってからの、クロスの剥がれ、傷、汚れ付着、隙間などは 素人目線の施主様も気付く事ができ、後々対応可能な事が多いです。また 生命や快適さに関わる重大な欠陥は少ない事が多いです。 

少し乱暴な言い方になりますが、仕上げのチエックは 施主様が一番 細かく 言わずともチエックされます。そうです、現場監督以上にね。

 

さて、そんな 素人さんでは、気付く事も出来ず 仕上げで隠されてしまう部分の 9割に不具合があるという事実。

仕事を獲得する営業マンが一番の力を持ち、その反面 評価され難い 現場監督という仕事。 仮に不具合を発見し、やり直しとなれば、会社の利益が削がれ 工期が遅れる。

利益を追求する企業にとっては、真面目な現場監督、正義感の強い現場監督は、ある意味 会社の敵。この様な 資本主義でいうコンフォートゾーンでの家作りの結果が この数字だと思います。

ノーミスで進行させる事が一番なのですが。数々の人が出入りする現場。現場監督もやっている僕が 言いますが、100%ノーミスで最後まで完成させられる建物って 本当に僅かです。もっと言えば 無いかもと 言っても過言ではないかもしれません。 それらを そのまま隠すか、やり直すかは 個々の判断にゆだねられます。

僕たちの チエック機能の真髄は、 施主様では チエック出来ない所をしっかりと見てゆく事。

 

また 建物のスペック、断熱性UA値 や 隙間係数C値 これは仕上がった後の結果であり、仮にその過程で不具合があって数値に関係ない所が隠されては 元も子もありませんよね。

 

 

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