外壁について
少々 外壁について お話しようと思います。
外壁には 板金、 窯業系、 吹き付け、塗り壁 など 様々な工法がありますが、今回は新築住宅などで 最近よく見かける外壁の窯業系サィデングについて お話したいと思います。
まず 業者さんと契約をしたらまず 雨水の侵入を防ぐ為、サッシの色、外壁を決めていきます。
窯業系では 14mm~ 15mm~ 16mm~ 18mm ~32mmなど 厚みがあり 基本 厚みが増せば増すだけ値段も上がるといった具合です。14~15mm と 16mm~では 施工方法が 釘打ち と 金具止めといった具合で違いがあり 値段の差はこの差が大きいといえます。
そこで まず外壁の厚みを決めたら 次は外壁を 縦に張るか、横に張るか という問題が出てきます。 ここからは 少々難しい話しなので、だいたい施工業者さんにお任せという方々が多いかもしれません。 でも 私は 個人的に これが家の見た目を左右すると思っていますので、詳しく お客様には説明させて頂きます。
それでは まず 「縦張り」 についてです。
「縦張り」は 基本的に 「横張り」よりも材料の無駄が少なく済みます。結果 材料費的には 横張り よりも かからないので ECOといえるかもしれません。
上の写真の赤線部分に 必ず水切金具がはいります。材質は板金金具。これが 結構 目立つと言われる人もおられます。 これが 縦張りの外観的な おおきな特徴です。
次は 「横張り」に ついてです。
「横張り」の最大の特徴は 水切金具が入らない為 外観が すっきりと統一に見える事です。そのかわり 赤線部分のような箇所に コーキングが入ります。コーキング部分が「縦張り」よりも 多く入るので、コーキングの劣化、汚れを指摘する人も おります。
ちなみに 「縦張り」では 外部のコーナー部(建物の角)だけ コーキングがはいります。
これは 実際 縦張りの家と 横張りの家とを よーく見比べて 決めて下さい。外壁自体のデザインは 縦横共通という商品が多いですので、柄の縦方向、横方向は張り方には 基本的には 関係ありません。
あと 通称「3×10板」という外壁は 張り方に関係なく 外壁と外壁の、つなぎ目(3尺間=910mm)間に 線がはいります。簡単にいうと 1mおきに線が入りますので、家全体になると 結構の量の線が 入ります。(縦に張れば縦に、横に張れば横に) この線が嫌だという声もあります。
現在 震災の影響で 外壁材の確保が難しい現状では ございますが、外壁は 一度張ると それから15年~20年は 張替リフォームは ないんではないかと思うので 慎重に 吟味して 選んで頂きたいと思います。
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