共栄ホームズモデルハウス「集(つどい)」がまもなくOPENである。
太陽光発電・電気自動車などを取り入れ、エコに配慮した「自立循環型住宅」を目指している。近未来的な外観イメージとは対照的に、内観は中庭を囲む開放的な空間づくり。また、浴室からは中庭を眺望でき露天風呂を連想させる。その横の広いパウダールームでは、日々のお手入れが楽しくなる。
2階には、シアタールームを完備。音響設備も必見である。見所満載のモデルハウスである。
さておき、共栄ホームズの新提案であるモデルハウス「集(つどい)」の想いをご紹介したい。
このモデルハウス…
一歩入って頂くと一目瞭然、部屋の仕切りである「壁」が少ない。
開放的である上、この自由空間はまさに「集(つどい)」に相応しい造りになっている。
「壁」がないとプライベート空間がなくなるのでは…と思われるが、日本古来からある和風建築を想像して頂きたい。大広間や客間などただ襖で区切られ、襖を開け広げると開放的に広い空間が一体化する。昔は、その広い空間で多くの人が集い、笑い、歴史を刻んでいった面影がある。再生住宅でも、多々目にするが、この「集える空間」は日本独自の文化といっても過言ではない。「リビング」「ユーティリティー」などの部屋の区別は外来語といってもいい。建築業界の新しい提案が、現在定着したものにすぎない。
それは時代の背景を象徴しているようにも思う。核家族化・両親の共働きによる子どもの「鍵っ子」の出現・家庭内別居など家族問題は様々である。
「壁」は何も、物質的なものだけではない。
人の心の中にも存在する。1番近くにいる存在、毎日一緒に過ごしている家族でさえも見えない「壁」は存在する。
言葉では表現できなくとも、一緒にいる空間でその「壁」を取り払うことは可能ではないか…。
「ただいま」と言えば、家中にその声が届くように…
玄関から家に一歩入ると家族の顔をみることができたり…
そんな少しの毎日が、家族の「絆」をより一層強くするのではないだろうか。
日本には、そんな大切な建築文化がある。「囲炉裏」もそのひとつである。皆が「集」える造りは、日本独自のもの。火を絶やさず、常に誰かがその囲炉裏を見守っている…
時代が進み、進化し続ける現在でも「忘れてはいけないもの」がある。
太陽光や電気自動車、携帯電話など、進化のスピードは予想もつかない。いくら設備機器が発展したところで、家族の幸せと比例していくのか…
今でも疑問である。
その進化の過程を取り入れつつも、日本古来からの文化も取り入れる…
まさに「歴史」と「未来」の近未来的融合新築住宅である。
モデルハウス「集(つどい)」は新しい共栄ホームズからのひとつの提案である。
これから「家づくり」。もっと厳密にいえば「家族づくり」の参考にして頂ければと思う。
再生住宅を手掛ける共栄ホームズだからできる空間づくり。
構想から約2年…形になるまで、色々な意見が繰り広げられた。
共栄ホームズのお客様皆様に見て頂ける、夢を抱かせてくれる…
そんな家づくりを考えた。
最終的に皆が同意、決定したのが…
「集(つどい)」である。
再生住宅では、既存の建物を家族構成にあった間取りに再生させ暮らしやすさを追及する。そんなClassic(再生)は、家族が集まる空間に歴史を刻んだ奥深いものがある。「壊すなんてもったいない」と言える素晴らしい家族の背景がある。
しかし、Neo(新築)は、イチから空間を創っていく。暮らす家族の表情を考えていく。2年という月日は長いようで、構想にしては短期間の地道な作業であったように思う。
「家族」が…「友人」が…「知人」が集える、そして1番の想い「こころ」が集える空間づくりに徹している。
2年を手掛けたモデルハウスを是非ご来場「ご体感」頂きたい。