民家再生

宇奈月のK様邸の 外部足場が 取れました。が 雪がひどくて 全貌を写真に収めようとすると 雪が降り積もっているため なかなか困難でした。比較的 雪すかしが してある玄関 付近からの 撮影になりました。m(。。 )m 

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内部の造作工事の方は 大工工事も 終盤ですので、そろそろ クロス貼りの工事に入る予定にしております。ご覧の通り、明かりとりのトップライトを設ける為に 天井を屋根に添わせる形に 勾配天井にしたため おおきな梁が 顔をだしております。再生前の家とは 明るさが全然違います。採光量も計算して設計したため 計算通りの明るさの確保に成功しております。

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また このトップライトから得た光は お得意のガラスの廊下を経て、1階のキッチン、ダイニングへと 落ちていきます。

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K様邸のキッチンは アイランドキッチンになっておます。またアイランドキッチンの側面に棚を設け 少し手を加え大収納のアイランドキッチンへと 変貌しております。アイランドキッチンは 普通の対面キッチンなどに比べると非常に高級で高価なキッチンです。その分 360度 仕切り壁が無いため とても開放的なキッチンになり まるで家具の一部の様な 存在になります。LDKが開放的な オープンスペースに適しております。また 天板が広い為、使いやすく、収納部が広く 多くとれます。 キッチンは 独立した存在という感覚を持たれている方には おススメできない キッチンでもあります。 キッチンにも 対面型、L型、コンロシンク独立型、アイランド型など様々あります 自分の思いキッチンを選んでください。

   

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またまた 雪が降ってきました。今週は 1週間 雪模様のようです。入善町 I様邸 再生工事です。I様邸は 内部の仕上工事、造作工事の後半に入っていますので 特に雪の影響は ありません。現場へ向かう際の 渋滞などで 車の 影響は多少あるくらいです。

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正面玄関真上の 吹き抜けのトップライトの廻りの仕上は 黒の塗装をかけた 木を貼りました。    

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正面玄関へと続く 廊下です。ここの仕上は 壁の中間までは 木貼りで その上からは 珪藻土の塗り壁になります。

 もともと珪藻土とは 昔から 七輪、レンガ、火鉢などの 原料として使われており、非常に耐火性があり 断熱性にも優れた 性質をもっています。クロスなどに比べて 断熱性能が 格段にあります。 また 呼吸する壁とも言われ、室内の湿気の調節を行い 結露を防ぎます。それに伴い カビ、ダニの発生が少ない 室内へとしてくれます。 もちろんこれらを効果的に発揮するには、 気密性に優れた 家、サッシなどが前提になってきますが。新築、再生住宅には 非常に適しています。     

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ウッドデッキは リウッドデッキといわれるモノを使用しています。ウッドデッキとの違いは ウッドデッキはすべてが 本物の木であるのに対し、リウッドデッキは木粉と樹脂との混合し圧縮したモノです。

リウッドデッキは 本物の木の温もりは ウッドデッキよりも 劣るが、耐久性、耐腐食性、耐虫性、メンテナンス性 は はるかにウッドデッキよりも 優れています。 また 再利用可能な ECOな モノです。

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現在 工事 も終盤にさしかかり、だんだん 形になってきています。施主様も 心待ちにしておられる事と思われます。

 

 

 

 

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高岡市 N様邸 再生工事。

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N様邸の この 木製の オープンな階段は 町屋ならでわの不利な点を補う為 光と 風を通す という役割があります。 

この階段の下には 右写真のような スペースが設けてあります。これは 室内の坪庭です。玉砂利を敷いて 灯篭を 配置する予定になっております。灯篭には電源もひいてきてありますので 夜には 階段の足元灯としての 役割を はたします。 また玄関から正面に見える 場所ですので 視覚的にも 風情が感じられる作りになると思います。

 洋風つくりの家に ふと見せる 坪庭といった 和の情緒が 垣間見れ 何ともいえない お洒落さを感じさせてくれると思います。

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収納の中は 桐張り に してあります。町屋では 家と家がくっつくように建っていますので どうしても 採光量、通風性に 滞りがでる可能性があるため、 基本閉めきった 収納部は カビの発生を抑えるため 壁面には 桐をはることが おススメです。梅雨時期などには 効果的です。 温暖化の影響か 去年(2009年)の梅雨は 例年よりも ひどい 高温多湿で 収納部にカビが出たと  よく耳にした 年でした。結果 そうなって クロスを貼り替えるなら 最初の初期投資は クロスよりも多少高価ですが 対策しておくのもいいと思います。

 

 

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南砺市 O様邸 着々と工事が進んできております。スキップフロアの ある再生住宅に 変貌してきています。

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 上部の写真のようにLDKから4段の階段を 上がると そこには 長いカウンターが設置してあり 子供たちがLDKを望みながら勉強するスタディスペースがあります。 そして 奥には 3部屋の洋室があります。子供部屋として利用できます。しかも 各部屋 トップライトを 備え持つ 豪華な 子供部屋になります。

 私が子供の頃は このような変わった部屋を持つ同級生は 誰一人いませんでした、羨ましく感じます。

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この写真は 玄関から 玄関ホールの吹き抜けを 見上げた状態の写真と、2階から 1階玄関ホールを見下ろした状態の写真です。

 既存の梁が 姿を現し 来客者を 圧倒させます。ほとんどの 来客者は 玄関までで 帰られる方が 多いので ちょっとした 来客者でも インパクトを与えれる家になります。 女性目線から見ると 「吹き抜けの既存の梁の ほこりなどの掃除が面倒で、機能的でない」と思われる方も多いかもしれませんが 男性なら共感できる方が おられる?と思われます。 壊してしまえば 2度とこの 梁は元にもどりませんし この光景も 見ることができないと思いますので、残してあげてください。

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I様邸再生工事 現在 大工工事と 内部仕上 工事を同時に行っております。内部の仕上は ジュ楽の塗り壁と 既存の梁などの 塗装工事が 行われております。 塗り壁は クロス貼りの壁よりも コストが多くかかりますが クロスでは 出せない 味がでますし、クロスでは 貼れない様な 曲線にも 対応できます。クロスよりも 手間がかかるぶん デザインに自由度がもてます。今では たくさんのカラー色も でていますので 和風イメージのある 塗り壁ですが、 今では洋風 和風問わず 使用されています。

 ちなみに 私の家の子供部屋は わら入りの黄色珪藻土で 仕上げてもらいました。また 塗り方でも 見え方が 全然違います。 スパニッシュ工法、SR工法、クシ引き工法、など様々あります。 和室は  紫の クシ引きにしてもらいました。クシ引きとは 文字の通りクシを引いたような凹凸模様が入る塗り方です。。紫って 奇抜に思われるかもしれませんが 案外 洋風の家のモダンな和室にピッタリかも。

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これは緑の 珪藻土を塗った 部屋です。この部屋の 匂い、空気感、質感の違いを写真では お伝えできないのが 残念です。自然素材ということで 体にも 無害です。 難点は  クロスの様に 簡単 はがして、張り変えできないので メンテナンスコストは 高つきそうです。

 

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高岡市 N様邸 再生工事 も 現在 大工工事 終盤です。N様邸には トップライトが 多くあります。 天井には 大きな トップライトが設けてあります。2階からの その光を 残すことなく 使い切る必要があります。なぜならば 高岡市 N様邸は 隣同士の家が くっつくように ある 町屋だからです。 側面の窓からの 採光量は 想像よりも 期待できないからです。 また この様な町屋では 側面に大きく開口部を 設けると 近隣との プライバシーの侵害にもなります。そのため スリ硝子にしたりもしますが 結局 見られたくない為 昼間からカーテンなどを 使用するようになりがちです。 いかに プライバシーを守りつつ 光を 有効活用し、明るい家を作れるか 工夫が必要です。

 N様邸には まず家の中央部に 大きなトップライトが 設けてあります。トップライトは 側面の窓の3倍の採光能力があるため 非常に明るいです。その光を 1階へ下ろす必要があります。 まずその為の工夫は 2階廊下に 強化ガラスをはめ込み 1階へと下ろします。昼間は この光が 1階廊下の 照明代わりになります。 さらに 2階のトップライトの光は 階段を照らします。階段で 光を遮らない為、階段を オープンな階段(蹴込の無い階段)に しました。そうすることにより 光を階段で遮ることなく 1階へ下ろします。 通風性能も考慮した 機能美 デザインも 兼ね備えた 作りとなっています。

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天井の光が ガラスの廊下 オープン階段を 通し 1階へ

原理を考えれば なーんだ普通のことを やっていると思われるかもしれませんが、これをやる やらないでは 全然違います(体験談)。家が密集する京都などの町屋の技術を 通常の家に利用すれば さらに 明るいと 思います。昼間の照明は いらないので ECOにも 繋がると 思います。

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明治28年に建設された 高岡市 K様邸。今からさかのぼれば 104年前になります。今の台湾(中国)が 日本だった時代です。

 母屋は 築104年 そこに一部増築されております。 吾妻建ちの大きな屋根を持つ母屋の壁、柱を大幅に解体し 増築してあるため、母屋と増築部の 取り合いが 構造の耐力低下により、 大きな屋根を支えきれず 大きく歪んでいました。 今すぐ崩れるという訳ではないですが、大きな屋根には たくさんの瓦の重量、雪国ならではの雪の重量がのしかかる事により、 確実に 建物が悲鳴をあげている状態でした。  床下 基礎内側部分は 砂、泥でした。砂は乾き、土台もカラカラで変色も少なかったため 湿気は そんなに こもっていないようでした。通風用と思われる 風穴が基礎の ところどころに見れ、床下の換気を効率よく しているおかげだと思われます。しかし 通風性能の良い 床下だけに 床断熱材のない 現状では 床下から風が室内へと 通り 冬は非常に寒いと思います。 

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吾妻建ちの家の再生=古民家再生 使われていない大きな屋根裏には 古(いにしえ)の  大きな梁などが 眠っております。 これを 吹き抜け などに利用すると 古民家調旅館のような迫力ある 吹き抜けになります。 吹き抜けにしなくても 部屋として利用するなど 吾妻建ちの大きな屋根裏は 視覚的スペース(吹き抜けなど)としも生活スペース(部屋など)としても おおいに役立てれます。 何億円も はたいて この様な大きな吾妻建ちの家を購入し再生される 一部のお金持ちの方もおられると聞きます。

 壊してほしくはない 日本の伝統的な造りの建物だと 思います。

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南砺市 O様邸 の工事、 現在は 断熱材の 組み込み作業が 行われております。断熱材を 組み込み終わると 壁が 出来上がってくるので、壁が出来上がるまえに 電気の配線(コンセント)など を 通す工事も 同時に 行っております。壁、天井が 出来上がってからでは 配線を隠ぺい しずらくなります。

 また この時期に カウンターなどの取りつけるための 下地を 壁の下に作っていきます。壁付けTVなどを付ける予定がある場合は この時期に 言わないと 自分の思い通りの位置に TVが付けられないといった 状況に 陥いってしまいます。 コンセントなどの位置や高さも この時点で 決まってしまいますので、壁ができてからでは なかなか コンセントなどの移動は しずらくなってきます。 

 特に神棚を おかれる位置には コンセントも下地も必要になってきますので、 今は神棚は おくつもりはないが 将来どうなるかわからないので 一応 良い方角に 壁の裏に下地ぐらいは 作ってもらっておいたほうが いいかもしれません。

 同様にエアコンを付ける位置など もこれにあたります。エアコンに関しては 後付けも 十分可能ですが、結局 壁を壊して配管するので 後処理の 見た目も良くないですし、断熱材にも 穴をあけることになりますので、、 やはり この時期に よく 打ち合わせして 住みやすく準備する事を お勧めします。

 

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入善町 I様邸 再生工事。 久々に 東方面へ 向かいました I様邸は 海沿い です。 同じ方面で 宇奈月 のK様邸は 山沿いです。雪の量は やはり 山沿いの方が 圧倒的に多かったです みなさん 運転などには 気をつけてください。 
 また  入善町 I様 出産祝いに 絵本を下さり 誠に ありがとうございました 大事に させて頂きます。子供が 大きくなったら 入善のI様 からもらったんだよーと 伝えておきます。次世代へと受け継ぐ 再生住宅と 同じく、私も 子供に感謝するよう 次世代へと 伝えておきます。




 

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 宇奈月 K様邸 再生工事です。 外壁は 8割ほど 貼り終えました。黒木目を基調にした シックな外観です。外壁をすべて貼り終え、外部用の足場が取れれば 家の全貌が現れてきます  内部に関しては 2階の方から 仕上作業に取りかかっております。大きな梁が 顔を出しております その梁に沿う様な形で トップライトを2基 設けてあります 2階のトップライトの光が  2階の お得意のガラスの廊下を通して、1階の アイランドキッチンのある ダイニングキッチンに 降り注ぎます  採光量が通常窓の3倍もとれる トップライト(天窓)の 光を 有効活用しております。 これが 有ると無しでは、明るさが非常に違います。