「日本の古民家」探訪


白漆喰塗りの土蔵と、赤褐色の石州瓦による、明るい印象の街並みです。玉川に架
けられた一枚板による石橋も、華やかさを演出しています。
石州瓦は三州瓦、淡路瓦と並び日本三大瓦の一つと称されています。石州とは現在
の島根県西部にあたり、山陰では赤い瓦の民家が一般的です。他の産地の瓦よりも
高温で焼成するため、冬の大雪や寒さに強く、山陰の気候風土に適しています。北
前船の時代(江戸時代)より、遠く北陸・北海道まで運ばれており、性能の高い瓦
は重宝したと思われます。
腰壁の部分は杉の板を縦張りにしたもので、焼いた杉板を用いることもあります。
当社でも再生住宅を中心に、壁を白、腰壁を濃い色にして外観に安定感を与えるこ
とがありますが、打吹玉川の街並みも同様に落ち着いた街並みとなっています。
瓦屋根と漆喰壁による街並みは、日本の古い街並みの典型的な姿です。しかし典型
的な姿の中にも、日本各地では少しずつ差があり、その違いにそれぞれの地域特有
の価値がある。そこに暮らす人にとっては当たり前だけど、その当たり前が受け継
いでいきたい大事なものである。打吹玉川の街並みは、そうしたことに気づかせて
くれます。

今回ご紹介する「打吹玉川の街並み」(鳥取県倉吉市)は、白漆喰塗りの土蔵と、赤褐色の石州瓦による、明るい印象の街並みです。玉川に架けられた一枚板による石橋も、華やかさを演出しています。

石州瓦は三州瓦、淡路瓦と並び日本三大瓦の一つと称されています。石州とは現在の島根県西部にあたり、山陰では赤い瓦の民家が一般的です。他の産地の瓦よりも高温で焼成するため、冬の大雪や寒さに強く、山陰の気候風土に適しています。北前船の時代(江戸時代)より、遠く北陸・北海道まで運ばれており、性能の高い瓦は重宝したと思われます。

腰壁の部分は杉の板を縦張りにしたもので、焼いた杉板を用いることもあります。当社でも再生住宅を中心に、壁を白、腰壁を濃い色にして外観に安定感を与えることがありますが、打吹玉川の街並みも同様に落ち着いた街並みとなっています。

瓦屋根と漆喰壁による街並みは、日本の古い街並みの典型的な姿です。しかし典型的な姿の中にも、日本各地では少しずつ差があり、その違いにそれぞれの地域特有の価値がある。そこに暮らす人にとっては当たり前だけど、その当たり前が受け継いでいきたい大事なものである。打吹玉川の街並みは、そうしたことに気づかせてくれます。

最近、ご紹介したい事が多かったため、「日本の古民家」探訪は久しぶりになりました。再生ギャラリー「Classic館」でも写真を展示していますので、是非お越しください。

 

 

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日常生活で感じた事

先週末、日本海側を中心に大雪にみまわれました。富山の雪は大分溶けてきましたが、全国的に被害をもたらしました。

当社では朝礼の時間、社員が気になる話題を紹介しながら、情報交換や意見交換をして仕事に生かしているのですが、今朝は今回の大雪での停電が話題になったことから、話が進んでいきました。

「オール電化を進めると、こういう停電のときに困るので、ガスや灯油も準備しておいた方がいい」

「こういう時自宅に蓄電池を置いておくと役に立つが、まだまだ費用的にかかるので、電気自動車を買っておけば、自動車と電池として使えるから有効だ」

「電気自動車は走行可能な距離が短く、まだまだ実用的とはいえない。近所で見る電気自動車は富山ナンバーがほとんどで、この間長野ナンバーを見たときはびっくりした」

「電気自動車は徐々に普及しているので、これからは蓄電池の費用も安くなって、電気自動車や住宅用の蓄電池も一般的になってくるのではないか」

「ハイブリッドは開発しているけど、電気自動車は手をつけていない自動車メーカーもあるから、楽観視できないと思う」

「電気自動車の普及はまだまだかもしれないけど、自分の家の電気を自分でまかなう太陽光発電は、こうした災害の時特に役立つ。蓄電池と併せて使うと更に有効だと思う」

・・・と議論はまだまだ続いていったのですが、エネルギーのあり方については色々な考えがあり、政策や情勢も少しずつ変わっていくことが予想されます。新しい情報を常に取り入れながら、よりよい家づくりにつなげていきたいと思います。


写真は当社の電気自動車で、当社の新築モデルハウス「Neo館」のビルトイン車庫には、電気自動車用コンセントを備えつけています。こうしたご提案もできますので、是非ご来場ください。

「Neo館」のご案内はこちらです。

http://www.kyoeihomes.com/works/neo/20140330104837.html

 

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民家再生

本日、富山市の再生住宅のお引き渡しを行いました。

今年の1月、当社の再生住宅の内見会に来ていただいてからのご縁ですので、丸一年お付き合いをさせていただき、今日の日を迎えることができました。

お引き渡しには、ご両親、若夫婦、お子さん達と、ご家族全員で参加して下さいました。思い起こせば、節目節目ではいつも全員で足を運んでいただいていました。大屋根に包まれた広い家で、これからの賑やかな暮らしが想像される、そんなお引き渡しの式になったと思います。

最後にお父様より「共栄ホームズの社長と社員の皆さんにほれ込んで、住宅の再生をお願いした」と言っていただきました。これ以上に嬉しい言葉はありません。仕事をさせていただき、ありがとうございました。当社としましては、これからが本当のお付き合いと思っておりますので、今後ともよろしくお願いします。

 

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新築工事


今日は新築の地鎮祭を執り行いました。

午前中からミゾレやアラレが降り、天候はあまりよくありませんでした。
そんななか、ご家族揃ってご出席していただきありがとうございました。
しかし、一人一人玉串をお供えしていた時は光が差し込み、一時的に
回復しました。玉串とは工事の許可と無事安全を願って、


その誠意を神さまに奉納するものだそうです。


 天候にも負けず、無事工事が完了するように祈願しました。


これが工事の始まる第一歩です。これから工事が完了するまで、
またそれからと長いお付合いになると思います。

 

今後とも宜しくお願いします。


本日はおめでとうございました。


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船木選手 蛯沢コーチ 情報

当社では再生住宅のモデルハウス「Classic館」で、長野オリンピックのスキージャンプ・金メダリスト、船木和喜選手の活躍の品々を展示しています。

その展示について、先日、富山新聞に掲載されました。記者の方も興奮ぎみだったようです。

皆様にも是非「Classic館」にご来場いただき、長野オリンピックの感動を思い出し、富山の皆さんに元気になってもらいたいと思います。船木選手の展示は、これからより充実していく予定です。

共栄ホームズは、現在も選手として活躍し、同時に後進の育成にも熱心に取り組む船木選手を、これからも応援します。

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未分類

11月18日のブログ記事「東京都内某スタジオにて」でお知らせした、スタジオでレコーディングした音が、CDとして出来上がってきました。

レコーディングしたのは共栄ホームズのテーマソング「家よりも大切なもの」で、作詞・作曲は高原兄さん、ボーカルはTOMOMIさんと高原さんのデュエット曲です。

レコーディングの視察に訪れた武田社長も、TOMOMIさん、高原兄さんのボーカルと、バイオリンなどの伴奏が一つになって曲になったのを聞いて、感激していました。

親しみやすいメロディーに、家族の絆に思いをはせる歌詞を乗せて、口ずさんでもらえるいい曲になりました。近日中に公開を予定しています。

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新築工事

今日は、富山市婦中町にて新築住宅の上棟を行いました。

先日まで天気がくづれてはおりましたが、今日は上棟日よりとなり快晴となりました。

平面プランを見ていると、大きな吹き抜けのあるLDK空間が特徴的です。ここでどのように住まわれていくか、お施主様はもちろんのことかと思いますが、親戚の方、当社社員一同もとても楽しみにしています。夕方から上棟式を執り行いましたが、そんな期待に溢れた式典になりました。

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未分類

秋は急速に深まり、冬の足音が聞こえてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。当社が進めている現場の職人さんは、すっかり冬の格好になってきています。

小矢部市の現場は、今週着工しました。主屋にご両親と同居している若いご夫婦のため、納屋を住宅に再生する工事です。納屋の再生は当社の得意とするところです。まずは手作業で丁寧に解体作業を進め、週の終わりには一度骨組みになります。そこから基礎の補強など、工事が本格的に進められていきます。

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高岡市の現場は、大工工事が終わり内装工事へと移っていきます。壁と天井のプラスターボードに、仕上げのクロスを貼っていきます。この日は電気屋さんが照明、スイッチ、コンセントと取り付ける穴を開ける工事を行っていました。これに先立ちお客様に来社していただき、クロスや照明などを決める打合せをおこないました。(お客様、長時間の打合せありがとうございました)こちらの現場も、完成に向けて各工事が着々と進められています。

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富山市の現場は、内装工事がほぼ終わり完成が近づいてきました。正面から見ると片流れ屋根のシンプルな外観ですが、規模が大きくて部屋数も多く、屋根勾配を生かした変化に富んだ空間を造っています。お子さんには迷路のように感じられるかもしれません。庭の工事も進んでいて、建物の再生と同時に、外側も再び生まれ変わります。 

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これから寒さが増してきますが、当社の現場は寒さを吹き飛ばすよう、熱意をもって進めていきます。

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当社では現在、テーマソング「家よりも大切なもの」を制作中です。

先日、東京都内某スタジオにてレコーディングが行われ、社長が視察に訪れました。

作詞作曲は高原兄さん、ボーカルは高原さん、TOMOMIさんのデュエット曲です。曲は近々発表できると思います。乞うご期待!

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「日本の古民家」探訪

今回は能登半島にある、上時国家住宅(石川県輪島市)をご紹介します。

時国家は江戸初期から続く豪農で天領大庄屋を務めた名家です。

住宅は江戸後期に21代当主が28年をかけて建築したと伝えられています。
まずは巨大な屋根が目を引く外観で、茅葺の入母屋屋根に、瓦葺きの庇を廻していま
す。玄関はカーブが曲がった唐破風のけやき造りで、中は公用部分とプライベートな
部分を分けています。公用部分の中心には、縁金折上格天井の「大納言の間」を置い
て、その格式を表しています。庭園も見事で、鎌倉時代の様式とされています。
今回は、三和土(たたき)と呼ばれる土間に注目したいと思います。
三和土とは消石灰、にがり、粘土入りの山砂利を混ぜて練り、床に塗り、小槌で叩い
て固めた土間をいい、左官職人の手によるものです。三種類の土を混ぜたことから「
三和土」と書く、とも言われています。三和土は痛みにくく、格の高い民家の土間に
用いられてきました。
現代を基準にすると、凹凸が目に付きあまり良い状態と言えません。
しかし、網目状に広がる独特の模様や、入口からの光が苔の生えた床に反射し、内部
が緑色の光に包まれた空間は、
長い時間受け継がれてきた古民家ならではのものです。
このような空間は、初めから予想していた訳ではないと思います。しかし、長く使う
ことができる建築を造り上げれば、ご褒美のように新たな魅力が生み出される
事もあります。目立たない場所、簡素なデザインであっても確かな仕事をすることの
大切さを、三和土は教えてくれている気がします。

住宅は江戸後期に21代当主が28年をかけて建築したと伝えられています。まずは巨大な屋根が目を引く外観で、茅葺の入母屋屋根に、瓦葺きの庇を廻しています。玄関はカーブが曲がった唐破風のけやき造りで、中は公用部分とプライベートな部分を分けています。公用部分の中心には、縁金折上格天井の「大納言の間」を置いて、その格式を表しています。庭園も見事で、鎌倉時代の様式とされています。

今回は、三和土(たたき)と呼ばれる土間に注目したいと思います。

三和土とは消石灰、にがり、粘土入りの山砂利を混ぜて練り、床に塗り、小槌で叩いて固めた土間をいい、左官職人の手によるものです。三種類の土を混ぜたことから「三和土」と書く、とも言われています。三和土は痛みにくく、格の高い民家の土間に用いられてきました。

現代を基準にすると、凹凸が目に付きあまり良い状態と言えません。しかし、網目状に広がる独特の模様や、入口からの光が苔の生えた床に反射し、内部が緑色の光に包まれた空間は、長い時間受け継がれてきた古民家ならではのものです。このような空間は、初めから予想していた訳ではないと思います。しかし、長く使われる建築を造り上げれば、ご褒美のように新たな魅力が生み出される事もあります。目立たない場所、簡素なデザインであっても確かな仕事をすることの大切さを、三和土は教えてくれている気がします。 

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