富山市再生住宅工事中の現地調査をしている際に、発見した古びた家訓である。
黒板にかかれた家訓は、今もなお残されている。
この家訓をみた瞬間、黒板の前で立ちつくし見惚れてしまい
カメラのシャッターを押してしまった。
当社の「再生住宅」 壊すなんてもったいないを口癖に、
富山県各地の古民家を再生してきた共栄ホームズ。
多くのお客様に、残す事の重要性を訴えかけてきた
当社は嬉しい限りの言葉である。
今まで培ってきた愛着のある家の歴史は、壊すことは簡単。
残すことの方が遥かに難しい。この家を活かすことの重要性を
知りつくしているお客様との出逢いは一期一会に等しい。
共栄ホームズ創業当時から掲げている「再生住宅」壊すなんてもったいない。
使い捨てが主流の時代に生まれた私達にとっては、時代錯誤な
考えなのかもしれない。
住みやすさを追求した住宅メーカーが打ち出した最新機器は、
快適かつエコに準している。
しかし、そこから新しいものにない 家族の歴史・街の歴史
の価値は生まれない。K様邸にも掲げられている「活かす」ことは困難な面も多いがそれ以上の価値がある。
家訓の最期の言葉「この邦を活かす」。
日本には古きよき文化を愛するこころがある。
モノを大切にする、愛着をもつ・・・
これは日本独自の文化でもある。
時代が変わっても、世代が変わってもこの
心を大切にしてほしい。
そして多くのお客様に共感して頂き「再生住宅」の
重要性を説いていきたい。
住めば都という言葉があるが、古さの中でしか醸し出せない味を
是非ご堪能頂きたい。