伝える力

我々の仕事は 建物を提案して、気に入って頂き、信頼を得て、受注頂く事。そして現場をトラブルなく遂行して 無事 お引渡しする事。

まず最初の プロセスとしてあるのが、受注する為には 「伝える力」が 必要になってきます。

この力には、様々な武器 防具があります、 会社の規模だったり、建物のデザイン性だったり、価格や性能、その伝える人の経験や資格だったり知識、人間性も そうかもしれません。

「本気で」自分の作る建物が良いモノなんだと 強く 心の底から思って仕事していれば、それは その人に 伝わると思います。 本気って その人の 表情 や 声質 目力に 自然と 現れてくるものだと思っています。 時には 伝わらないという感情が 涙として 現れる事もあるかもしれません。

ただ ここまでくるには まず伝えさえて頂く 土俵まで 登れないと無理ですよね。

会社の規模が 大きい小さいで 土俵に上げてもらえないのは、世の中には大手メーカーさんが たくさんおられるので そちら側の需要なんだと思います。

もちろん 住宅というモノを 会社規模で判断するのではなく、 フラットに考えて フラットに見ておられる方も おられます。 

こうなってくると 富山には 多くの地場 中小ハウスメーカー 工務店が たくさんあります。

この中から、土俵の上へと 選んで頂く必要があるわけですね。 この為には 様々な武器、防具が必要になってきます。  「伝える」ための力です。 

例えば 建物のトラブルがあり その解決策の提案時、 無資格の人にされる提案、二級建築士による提案、一級建築士による提案、どの解決策も同じだったとします。 前情報なしにフラットに考えて どの解決策の提案が 信用があると あなたは認識されますか?

一級建築士ですよね。 

悔しいが これが現実です。しかし これに不貞腐れて言い訳言ってもそれは無駄なエネルギー。

廻りの一般認識を変える前に 自分自身を変える方が 早い と思いますが、

しかし未だ 二級の僕、

確かに 高層ビルなどを建てる訳じゃないので、業務範囲的に必要は ないかもしれませんが、自分が良いと信じる建物を「伝える力」に箔を与える為の目標として 勉強する 原動力です。

これをコンプレックスと呼ぶならば、コンプレックスが原動力です。

個の力で出来る事を 諦めたら終わり、 文系大学卒 営業マンあがりの僕、一級建築士の受験資格を得た時は、すでに38歳(現在40歳)。 試験会場に行っても 7割が僕よりも若い人達、 いいオジサンが かっこ悪いかもしれませんが あがき続けます。

本気じゃない姿を 子供に見せられません。 

受からないまま 泥だらけで 人生が終わっていく可能性もありますが、 子供含め きっとこの足跡を 見てくれている人も いると願います。

綺麗ごとの様に こう思い込まないと やっていけませんよね(笑)

 

過去に 宅建試験を受けた際に、受験会場の中に 80歳くらいの おじいちゃんが一人いました。中には「あんな歳で資格取って意味あんの?」 「無駄だよね」とは 言う人も 廻りにいました。 でも 少なからず あのカーディガンを羽織った小さい背中に 良いベクトルの刺激を受けた人 僕 含め いたハズです。

頑張りましょう!

 

 

 

 

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