高岡市 N様邸 再生工事

高岡市 N様邸 再生工事 も 現在 大工工事 終盤です。N様邸には トップライトが 多くあります。 天井には 大きな トップライトが設けてあります。2階からの その光を 残すことなく 使い切る必要があります。なぜならば 高岡市 N様邸は 隣同士の家が くっつくように ある 町屋だからです。 側面の窓からの 採光量は 想像よりも 期待できないからです。 また この様な町屋では 側面に大きく開口部を 設けると 近隣との プライバシーの侵害にもなります。そのため スリ硝子にしたりもしますが 結局 見られたくない為 昼間からカーテンなどを 使用するようになりがちです。 いかに プライバシーを守りつつ 光を 有効活用し、明るい家を作れるか 工夫が必要です。

 N様邸には まず家の中央部に 大きなトップライトが 設けてあります。トップライトは 側面の窓の3倍の採光能力があるため 非常に明るいです。その光を 1階へ下ろす必要があります。 まずその為の工夫は 2階廊下に 強化ガラスをはめ込み 1階へと下ろします。昼間は この光が 1階廊下の 照明代わりになります。 さらに 2階のトップライトの光は 階段を照らします。階段で 光を遮らない為、階段を オープンな階段(蹴込の無い階段)に しました。そうすることにより 光を階段で遮ることなく 1階へ下ろします。 通風性能も考慮した 機能美 デザインも 兼ね備えた 作りとなっています。

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天井の光が ガラスの廊下 オープン階段を 通し 1階へ

原理を考えれば なーんだ普通のことを やっていると思われるかもしれませんが、これをやる やらないでは 全然違います(体験談)。家が密集する京都などの町屋の技術を 通常の家に利用すれば さらに 明るいと 思います。昼間の照明は いらないので ECOにも 繋がると 思います。