日本のとあるギターメーカーが破産という記事が目に飛び込んできました。
このメーカーが作っていた有名なギターは、XジャパンのHideさんのギター / 布袋寅泰さん / ラルクアンシエル(ケンさん)/ Judy and mary (タクヤさん) などなど様々な有名アーティストのギターを制作・販売してました。
僕も実際このメーカーのギターを一本持っております。
1990年代 日本は、高価な海外製の商品をコピーしまくって類似品を安価で製造し、有名アーティストに使用してもらう事で販売促進するという廉価版ブランド商法が主流でした。僕の持っている Xjapan Hideさんが使用していたギターモデルも アメリカ老舗ブランドの高級カスタムギターの廉価版(コピーモデル)の一つでした。
なので 本当にギターが好きな人・木材などの良し悪しを知っている人達からは アーティストモデルを持って町のライブハウスへ出かけると、メディア戦略に騙された情報弱者プレイヤーと扱われたのも事実でした。確かに商品のほとんどが広告宣伝費の塊の様なギターですし。また価格帯も 数か月高校生が頑張ってバイトすれば 何とかギリギリ手の届く10万円前後の価格帯を狙っていたみたいですね。安過ぎてもブランド価値が下がる 高過ぎたら買ってもらえないというギリギリを狙って販売していたみたいです。
でも 当時の日本製って 安いのに作り込みがとても丁寧だな~と 今は オールドジャパニーズの良さをつくずく感じます。
【 築12年目 僕の自宅部屋の写真 と ギター 】
そんな当時の流行りにのって中学3年の時に親に買ってもらったギター(¥79,800の方)、もう28年も使い続けています。 ネックが反り調整も利かずもう まともに楽器の役割を果たしておりませんが、思い出として自宅に飾ってあります。
そんな大手国産ギターブランド破産の理由が ギターの中古市場への移行などが挙げられておりました。
確かに昔とは違い今は 中国市場に座を奪われ、日本製は安くて品質も良いという立ち位置ではなく意外に高くなっていて、新品で楽器を買おうと思っても値段が中途半端に高いですから、すべてにおいて中途半端な立ち位置になってしまったMade in Japan。同じ質ならネットオークションなどで昔のモデルを安価に手に入れて音楽を始めるなんて方々が増えておられるのかもしれませんね。
ネットの普及でイメージ戦略に騙される事なく 調べる気があれば情報を正しく手に入れれる時代になったのも含め、様々な娯楽が増えて可処分時間・可処分経費がどんどん削られる中、興味・楽器にかけられる時間やお金が絶対数減ったのも原因の一つでしょうし、今や PCに打ち込んでしまえばAIの方が楽器が上手いなんて事もありますしね。。。
同じ木材加工を扱う市場として、
『住宅』は今後どの様な傾向をだどるのでしょうか?
注目してゆかないといけないなと思いました。