新築住宅や再生住宅の 図面を作成する際に よく聞く言葉として、「ひと部屋くらい和室がないとねぇ~」 とか「和室がないと格好つかないよね」 という問題が持ち上がります。 これを 「和室問題」と呼びます。
この「和室」という言葉ですが、これには 人ぞれぞれの「和室」の考え方があります。 和室といえば 畳を敷いてある部屋を想像される方が多いかと思いますが、ただ畳が敷いてある部屋を和室と呼ぶかは はたして謎です。畳の敷いてある柔道の道場などを和室と呼ぶかといえば そうではありませんしね。
まず我々は 「和室が欲しい」という言葉を 聞いた際、お客様が どのような和室を 想像されているか 知るようにします。
それは、「格式」なのか 「雰囲気」なのか 「畳」なのか 「デザイン」なのか
どのような 「和室」を望んでおられるかで 和室の配置、和室へのアプローチの仕方、和室を仕切る建具の作り、和室自体の仕上方、など 違ってきます。
ちなみに 私家族は 子供が産まれてから 寝室が空き部屋になり、3人で 和室で寝ています。床が畳でクッション製があり 転んでも安全ですし、ベットのクッションなしでも 布団1枚で 寝れます。 意外に 和室を寝室代わりに 使っている人っていますよね?たぶん、、
私の家の 和室は 玄関ホールとリビングに隣接する バリアフリータイプのダブルアクセス型の和室作りになっていて、客間とプライベートを兼ねた使い方を目的として配置、作成しました。珪藻土クシ引き仕上で、天井も飾り天井にし、天井全体が床の間に向かって流れているように作り 天井が曲線を描いて床の間に向かって垂れさがっています。床の間は間接照明で照らしています。手間のかかった自慢の和室です。 今では豪勢な寝室になってしまっていますが、、
日本独特の 部屋名「和室」 個人的には好きなお部屋です。