謎のデッキブラシ

先日、上棟式を迎えられたN様ご家族。一年越しの家づくりにようやく上棟した家。間近に見て、安堵の表情をされていました。

そんな中、N様お子様 J君 の手にはいつも謎の

「デッキブラシ」

大事に握られています。ご夫婦に聞くと「命の次に大事なデッキブラシ」のようです。ボロボロになっても、いつもこのデッキブラシと一緒。

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打ち合わせ時も、元気に飛び回って遊ぶときも一緒。このデッキブラシがJ君にとってのラッキーアイテムなのかもしれません。

 

子育てをしておられる皆さんはご存知かもしれませんが…子どもは、何でも色んなことに興味満載で次から次へと「モノ」が増えてしまうのが常です。その中から、自分にとって本当に大切なモノを見つけていくことが「成長」であると思っています。

J君にとって愛着あるデッキブラシも、その成長から見つけた宝物のような気がします。

 

皆様もなぜか捨てられない…なぜか持っていて安心する…そんな「モノ」はないでしょうか?他人からみたら「そんなモノ捨てればいいのに…」と思ってしまう代物です。それは、きっと幼い頃から現在に至るまでの成長してきた証なのかもしれません。

 

「モノは使い捨ての時代」から「本当に大切なモノだけ残そう」という考え方にシフトしつつある現在、Jくんがその見本をみせてくれたような気がします。N様の家が、これから長い年月をかけてデッキブラシより愛着ある「我が家」になってくれることを夢見ています。