外壁材 に ついて

今日は 外壁材について 書いてみようと 思います。

前もって 言っておきますが、メンテナンスフリーの 外壁材 や その他 建材は 絶対に ありませんので、お気をつけ下さい。何事も あまりにも うまい話には 嘘が混じります。

私の 自宅や、 当社の 展示場 等 に使用してある 外壁材は 無塗装サイディング(圧縮セメント板) に、現地で 塗装屋さんが セメントと粗骨材と砂利に 色を混ぜて 吹き付け塗装を 行う方法を 採用しております。

外壁で まず最初に 駄目になるのが、コーキング部分です、 その弱点を克服するのに この方法を採用しております。 また 繋ぎ目、コーキング部分が見えないので 和風 洋風 関係なく 外観に 重厚感を 与える事ができます。(実際に、 重さがありますが)

新築時、再生時 には、 外壁工事 に 付随して、塗装工事の工程、人件費 材料費も 増えるので 建物の値段は (いわゆる坪単価)上がる事と なりますが、 将来のメンテナンスとしては、 よっぽどの凍害等 無い限り 塗り替えが主なメンテナンス工事となり、  結果的に 低く抑えられます。 

※ローラー塗りの ツヤツヤの ペンキ塗装は 我々のいう 塗装外壁とは 少し違いますので 勘違いされないで下さい。

 

また 私の自宅の外壁の 写真を 載せておきます。 (また お前の家かよ 思われるかもしれませんが ご了承下さい)

< 玄関 アプローチの 写真です >

右側の外壁が 細骨吹付のクシ引き仕上げ、 左側外壁が 粗骨吹付仕上げ になっています。

こんな感じに仕上がります。 シンプルでありながら 重厚感があります。 また 重要な部分は、 選ぶ色です。

なるべく 雨だれの 目立たない様に 濃い茶色 とか モデルハウスの様な 緑、グレーが オススメであります。 白などの明るめの色は どうしても 雨だれが目立ってくるので 汚れが気になる方は、10年~ 塗り替えも 視野に入れられた方がいいかもしれません。 (費用も 張替えに比べての 2分の1 ~ 3分の1 程度で済みます)  洗浄程度なら 尚更 メンテナンス費は 抑えられます。

 

汚れが目立ち難い 外壁材として、軽くて 地震にも有利と、 最近よく耳にする 外壁材に ガルバニウム鋼板が 挙げられます。 個人的にも 水に強く、凍害の心配もあまり無い、ガルバニウム鋼板は 凄く良い外壁材 だと 思っております。 でわ 何で これを自宅に 採用しなかったのか? と 仮に 聞かれれば 私なら こう答えます。

和の要素や質感が排除されたかの様な 機械的な 見た目がNGな 点と、 20年過ぎあたりから錆び始める事。 (いくら汚れが目立ちにくくても 錆びるのはアウト。。。)と それに伴い将来のメンテナンスが 高い。 デリケートな材料なので 少しの傷が 錆びに繋がるので 生活に気を使ってしまう事。 何と言っても薄いので 外壁が こんなペラペラでは 特に防音面に 不安があった。こんな感じでしょうか。

昔の トタン外壁 と ガルバニウム鋼板の 違いは 何か。 根本的には 同じモノです。 表面の塗装が違います。 昔の 錆びやすかった トタンは、亜鉛塗装です。 一方 ガルバニウム鋼板 は、この亜鉛に アルミニウムを混ぜて 塗装されている (厳密にいうとメッキ処理)この違いです。 昔のトタン +10年 錆びずに長持ちという商品が ガルバニウム鋼板です。  なので サイディングの外壁よりも より長く ほったらかしでも 綺麗なままの状態が 続きます。 でも 最終的には サビてきますので、 張替えというメンテナンスになります。 メッキ処理なので 元の状態へ再塗装は ほぼ無理です。 

ガルバニウム鋼板外壁 は ほったらかしでは 色に関係なく 最終的に こんな感じになります。

これに比べれば 粗骨吹付外壁の劣化は ある意味 和風建築の味と呼べる劣化に 見えない事もないかなぁ、、、 という 無理やり こじつけ的な 見た目上の問題で 自宅には 採用に至りました。

 

粗骨吹き付け塗装外壁も、あまりにも長期間 ほったらかしにすると、凍害等で 水染み、再塗装できないくらいまでに下地が 痛むこともありますし。(外壁が腐るともいいます) また 材料が 重くなるので、耐震性確保に 柱本数を増やす必要があったり。

最終的な 結果としては、何事も 遅かれ早かれ メンテナンスは必要なので、総合的に 判断して 採用されるのが 一番かと思います。 どうしても 判断に 迷われる方は、 新築から60年間を想定して 私が 図を書いて 説明をしますので 一度 聞いてみて下さい。

 

 

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