解体
私の自宅 解体がはじまりました
淋しい様な
新しく甦る事へのワクワク感や
上乗せした住宅ローンへの 不安
リノベーション工事の際に
施主様が感じられている感情を
身をもって感じております
ある程度 色や仕様を決めてしまって
ただ完成を待っている状況での
本当にあれで良かったのか?という焦燥感
何とも不思議な感覚ですね
ただ一つ 一般の方々と違う感覚は
普通は、完成が楽しみ 早く住みたい 出来るだけ早く!
こういった感覚の方々がほとんどだと思います
我々は 建築業界の内情を知っているので
時間がかかっても良いから
養生期間や職方さんへ工期と余裕を持ってもらい
やり易い環境下で、丁寧に仕事をしてくれた方が 断然良いという感覚
ちなみに 僕の自宅の工期は6~10ヶ月をみております
僕自身が施工に入ったり
また施工チェックする為の日程・時間や やり直しに関する後戻り工期など
納得いく建物にしたいと考えての工期です
職方全員が 「あの家 俺(私)が現場に入ってたんだぜ!」
と 胸を張って言える様な建物にしたいです
また自宅の解体状況などは 最高の勉強材料となり
築15年程度で
木造建築物ってこういった納め方をすると
こういった劣化現象を辿るんだと
意匠設計と劣化事象のバランスを見る事ができます
机上の空論や想像で語るのではなく
リアルに何よりも勉強になります
これまでたくさんの木造住宅を見てきましたが、
築50年程度で 建て替え解体するなんて
やっぱりもったいないなぁと感じます