民家再生

高岡の呉西の 方から 除々に 暴風警報が発表される中、私は それから逃げるように 呉東の黒部市へ 向かっていました。

黒部といえば 現在 H様邸 再生住宅の工事が行われている現場です。H様邸の建築現場に 伺うのは 解体前以来でした、現在どのように再生されているか 道中楽しみに いました。

H様邸 再生住宅は 完全2世帯住宅で 水廻りが1階、2階と あります。1階は親世代、2階は子世代という具合です。世代が違うと 家作りにたいする 考えや、思いも違い、H様邸は 1階の仕上、2階の仕上が 違う風になるような 気がします。

私は 2階へ上がり 思わず写真を 撮りました。やはり 非常に 面白い作りになっていました。 「屋根裏迷路」という言葉が 私の中での 見た感想でした。 思わず童心に返り 迷路を 進んでいる自分がいました。

H様邸の どう迷路なのかというと 部屋と部屋の間仕切りは しっかりと あります。しかし H様邸の2階部分は 2層構造的な作りになっていて 中3階で 部屋と部屋がつながっているという状態です。 言葉で説明するのは 難しいので 実際 見てもらいたい体感してもらいたいと感じます。 内見会を 行う予定にしておりますので、是非体感してもらいたいと思います。

 

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           LDKにある、この階段から中3階へ 上がります。

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      ここが中3階です。小さな窓からは 吹き抜けを一望も可能です。

                   趣味の部屋も設けて あります。

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  そして 迷路のような 中3階を奥まで進むと 子供部屋へと 到着します。

 

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到着した先には トップライトが2基設けてあり、まるで 楽園のごとく 明るくむかえてくれます。

 

 

一部 写真を 載せさせて頂きました。 具体的に 説明すると 子供部屋から 中3階(ロフト)を伝い LDKに 戸を一枚も開けることなく 行けたりします。子供達には もう 堪らない 作りではないでしょうか。 

 

そして 思わず 長く滞在してしまった H様邸の玄関を出た時、はじめて暴風雨が 呉東に 到着していたという事に 気付きました。

 

民家再生

富山市 (旧大沢野町) N様邸 再生工事です。 解体工事が 終わり、現在 大工さんの 木工事が はじまったところです。

 

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N様邸は、延べ床面積が 85坪以上の家です。 新築で 85坪以上の家を建てるという事になると 大変な お金持ちでないと まず 厳しい話ではないでしょうか。

 また 再生工事とは、コストの都合上だけで 家の構造体や 面影を 残すのでは ありません、汗水をかき 子供を育て、仕事をし 大切に家を守ってきた自分の親、 先代の作りあげた 「家」 を尊重する意味も 強くあります。 今の厳しい 日本、将来の雲行きが暗い「不安」ある未来に 親世代 子世代が 手と手を取り合い協力し合って 生きていく家庭がまた 多くなりつつあります。子世代が これを 「かっこ悪い」とか 「甘え」 として考えるか どうかは 個人の判断に任せますが。私個人的には 今まで 育ててもらっておいて 「甘え」とか「かっこ悪い」という 考えが出る事 自体が エゴの歪みだと 思います。お互い協力しあいたいという意思があるならば そうすればいいと思います。あくまで 個人的意見ですが、、、

 昔はそうでした。また 時代がもどりつつあります。が、 昔の2世帯同居と 今の2世帯同居の 意味合いが 少し違うのが 垣間見えますが。儒教的考えの同居から 将来の不安からの同居への移行が垣間見える気がします。

このような時代の流れの中 「再生住宅」という 選択、きっと 今の 時代にあった 2世帯住宅の 新しい形なのでは ないかと思います。 新築での2世帯住宅となると それなりの大きなコストが かかり 不安な将来に 拍車を かける要因にもなる可能性もなきにしもあらず と言えます。

民家再生

富山市(大山町) U様邸 再生工事です。 U様邸は  某ハウスメーカーの鉄骨作りです。 一般的にはない家の 鉄骨構造体として 作られ リフォームなどは またそのメーカーさんでないと 手掛けられないという 観念が一般的持っておられる方が多いみたいです。 

U様施主様 ご本人も そのように 考えておられたみたいです。 まず 「そんな事は ないですよ」という 一言から この工事の話へ 進んでいった気がします。

家とは 木造だけが 家ではなく、鉄骨の家もあります。 再生住宅でも 日本の8~9割が 木造住宅なので 木造の再生住宅が 多くあるように見れますが、このような鉄骨再生住宅も おおいに ありうることです。過去にも 鉄骨再生住宅というものを 何件も 行っております。 軽量鉄骨から鉄骨、ブロック造りまで 行ってきました。リフォームなら なおさら 何物件も手掛けてきております。

また 阪神大震災などで 木造住宅が 多く倒壊し、木造住宅は鉄骨住宅よりも 地震に弱いというイメージが 持たれているとおもいますが、日本の8割~9割が 木造住宅ですので、木造住宅が多く倒壊して 当たり前の結果なのです。仮の話ですが 日本の住宅の8~9割が 鉄骨住宅なら 鉄骨住宅が 多く倒壊していたことでしょう。

現在 U様邸 は 解体工事中です。解体を進め 仕上の木材を 取り払うと 鉄骨の構造体が あらわになってきました。下の写真は 解体前 現地測量の為に、撮らせて頂いた床下の写真です。配管の作り方などを見るところ 築年数は そんなにも 古くないことが わかります。 湿気対策の不足な工事が 見受けられ 木材の下地が ベロベロになっていることが わかります。 湿気とは 木材にとっても 鉄骨にとっても 大敵です。

 

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民家再生

最近 現場報告内容のブログを 更新していませんでした。スイマセン、、 たくさんの現場があり どこから 報告しようかと 思っておりますが、 また 私が 少し 時間を あけている間にも たくさんの現場が 始まっております。現場の写真と工事進行具合だけの報告だと 中身の無いブログになるかなぁ などと考えている間に あっというまに 家が完成し、また新たな現場が 始まっていっていました。 

最近 完成した「家」は 富山市 新庄町 T様邸新築住宅です。手の空いた時に写真を撮りにいこうと思っておりますので、  またご紹介させて頂きます。

 では さっそく現場からの報告ですが 以前から 再生現場見学会を 行わせて頂いております 高岡市 K様邸 再生工事です。 

 

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現在 構造体の 再生工事中です 築年数150年ということから、再生には 最新技術と 昔ながらの 匠の技をもって 工事をしていきます。 平成生まれの 社会人が おられる この時代です。 また 家の構造体(梁や柱)も プラモデルのように工場で 部品のように 刻んできて あとは付属の説明書通りに 組み立てる 現在の「新築」とは違い、  K様邸のような 150年前の 家の作り方を 知らない という大工さんも 多くおられるハズです。このような家は 写真では 見たことはあるが 実際 手掛けたことは無いという大工さんは もっと多いのではないでしょうか。 技術がないと 触れることさえも 嫌がられる 昔ながらの 構造体です。

 

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そんな 再生工事の中、家を支える大事な 梁に 問題が 発生しておりました。その問題とは シロアリの被害です。当初は 残すはずだった 梁が やけに効いていない(家を支えている役割を果たしていない) 様子でしたので。外してみると 上の写真のように 中には 大きな空洞が、、、 木材は すでにカラカラに乾燥しきっており、シロアリは とうの昔に 死んだことが うかがえます。何十年前に既に 被害にあっていたのかと推測されます。  シロアリの姿こそは 見えないものの この後 また 再生後 被害が無いとはいえませんので 再生工事前に シロアリ駆除薬の散布を 行いました。

もちろん 梁も 掛け替えになります。 なんせ 昔ながらの 工法で組み込まれた梁だけに 同じ工法で 組み込む必要があります。ここは 再生の大工さんの腕の見せ所です。

 

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金物だけで 組み付けるのではなく 人の手で 加工し なお頑丈に組み付けます。今の新築では よっぽどの事が無い限り 見られなくなった光景でもあります。

 

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 高岡市 K様邸 再生工事は 現在 順調に 進んでおります。仮住まいの K様御家族の 皆さまには 窮屈な 思いを しておられることと 思いますので、 いち早く 立派な 再生した 我が家で 過ごして頂きたいと 思っております。 よろしくお願い致します。

民家再生

〇高岡市 K様邸 (再生住宅)

現在 内部再生補強工事中です。再生工事に技術に優れた 匠の大工さんにより 工事進行中です。減築再生住宅ということで 必要ない部分は なくし 必要な部分を再生しております。 以前に BBTスーパーニュースにも とりあげられた 「家」です。

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〇滑川市 M様邸 (再生住宅)

現在 内部 下地工事です。下地とは クロスなどの最終仕上材の下の 石膏ボードを貼りつける作業です。 ここまで 工事が進めば もう 見た目は、再生住宅は 新築住宅と何ら変わらない 状態になります。また 構造計算、採光計算、シックハウス計算など 様々な計算を 新築に劣らない様 計算しなおされているので、快適です。

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〇黒部市 H様邸 (再生住宅)

解体工事も 終わり 現在は、内部の断熱工事を 行っております。再生住宅とは もちろん 熱伝導率、熱伝達、を計算し直しておりますので、夏 涼しいのはもちろん、冬 温かい家に なっております。計算上だけではなく 実際 新築にも ひけをとりません。

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〇富山市(旧大山町) M様邸 (再生住宅)

現在 解体中です。 旧大山町 では 去年から今年にかけて 立て続けに 再生住宅の工事が 行われております。今回工事を行っている M様邸の 向かい側の家は 当社で施工した H様邸、S様邸(ホームページの施工例にもある)です。 大山町での 広がりが 当社の再生技術が 完全に認められた 動かぬ証拠と いえるのかもしれません。

 見事に 再生してみせます!! きっと言ってもらえると思います 「再生を選択して 良かった」と 

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〇富山市(旧大山町)U様邸 (再生住宅)

図面も決まり、今月末に解体を控えております。 再生を考えておられる方の ほとんどが 新築も頭に持っておられる方が多いようですが、 持ち家のある方で 新築を考えておられる方は 再生という選択肢は あまり考えておられないようです。 我々には 残念でなりません そういう方には 一度 再生住宅の見学会に 来ていただきたいものだと 思います。 きっと 考えの幅が広がると思います。見た目が新築というだけでは、だれも 再生住宅は 選ばないと思います。再生住宅の魅力は、見た目だけではなく 「抑えられたコスト」も大きな魅力です。 

 

〇富山市内 O様邸 (再生住宅)

現在 図面の段階です。図面作成も ほぼ最終段階にきております。着工まで あと少しです。 

 

〇富山市(旧大沢野町) N様邸 (再生住宅)

現在 解体工事中です。 骨組みが 現れました。 もちろん断熱材が無いという状況は 昔ながらの 家です。冬寒くて 夏暑かったと思います。 サッシも樹脂断熱ペアサッシも入りますので、断熱性能は 大幅に向上します。 N様邸は 室内薪ストーブを 設置する予定に されております。

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リフォーム工事, 新築工事, 新築+再生工事, 民家再生

現在 共栄ホームズで 工事が進んでいる現場監督から現場状況の報告を致します。

〇富山市 布目 K様邸(新築工事)

現在 6月26日()27日()の 完成見学会にむけて、明日から ハウスクリーニングに入ります。

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〇富山市 婦中町 N様邸(新築工事)

見学会も 無事に終わり、現在は 引渡しに向け 一部の残工事にかかっております。

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〇富山市 婦中町 H様邸(新築工事)

現在 7月17日()18日()19日() に行われる 完成見学会に向けて 内部仕上工事を 行っております。工事最終段階です。

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〇富山市 新庄町 T様邸(新築工事)

現在 引渡しに向けて 内部仕上工事の最終段階です。もうすこしで完成引渡しとなります。

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〇南砺市 N様邸(新築工事)

現在 第三者機関の 基礎配筋検査も無事 通り 基礎工事にかかっております。もうすぐ 上棟予定です。

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〇富山市 堀川 N様邸(新築工事)

現在 基礎工事の段階です。 南砺市 N様邸と 同じく 上棟をひかえております。

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〇富山市 婦中町 U様邸

明後日 上棟式を控えておりますので、現在 大工さんの土台敷きが 行われております。U様邸は 工期が遅れている為 全総力を持って 工事し 1カ月で大工工事を 終える予定にしております。

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〇富山市(旧大沢野町) T様邸 (新築住宅)

現在 解体に向けて お客様が 引っ越し最中です。引っ越しが終わり次第、解体工事へと はいります。 平屋の新築住宅となります。

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〇新湊市 T様邸(新築住宅)

現段階は 図面作成段階です。土地(70坪)+建物で1800万円(税、諸経費、家電家具、外溝一式込)という 超破格注文新築物件に挑戦中です。 内見会 こうご期待ください!!

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〇富山市 ひかりのもり S様邸 (新築工事)

現在 クリーニングが 終わり 7月10日()11日()の見学会へ向けて 内装手直し、小工事が 行われております。外溝工事も 同時進行中です。

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新築物件で 現段階工事中は これだけになります。この中で 私が担当している現場は ありませんが、、、これから はじまる新築物件は まだまだ ありますが また工事が はじまり次第 アップする予定です。

 

〇高岡市 K様邸(再生住宅)、、、内部補強再生工事

〇滑川市 M様邸(再生住宅)、、、内部造作工事

〇黒部市 H様邸(再生住宅)、、、内部造作工事

〇富山市(旧大沢野町)N様邸 (再生住宅)、、、解体中

〇富山市(旧大山町) M様邸 (再生住宅)、、、引っ越し中

〇富山市(旧大山町) U様邸 (再生住宅)、、、解体待

〇黒部市 Hm様邸 (再生住宅)、、、引っ越し中

〇富山市内 O様邸 (再生住宅)、、、最終図面作成中

 

再生住宅は 現段階 これだけの物件が 工事進行中です。再生住宅に関してはまた 別の日に アップ予定にします。

 

あとは、私が現場担当するリフォーム工事物件 10物件などありますが 次回 現場報告したいと思います。

民家再生

滑川市 M様邸 再生工事です。 構造体の再生、補強工事が 続いております。在来軸組み工法での 耐震補強といえば 耐震金具や 筋交い、柱などの追加も 効果的です。 2×4(ツーバイフォー)の壁工法は、耐震性に効果があるのは よく知られております。しかし 2×4工法は、壁と床でもっている家なので、リフォームの際 耐震性を落とさない為に壁を壊せないので 間取り変更が困難という難点があります。 

 この原理を 在来軸組みに生かし、壁をパネル工法のように パネル耐力壁にすることにより、補強につながります。(新築で言うと、プレウォール工法)  M様邸 再生工事は、大幅な間取り変更をしているにもかかわらず、 こういった在来+パネル工法を取り入れた再生方法で 耐震構造計算を 行うことにより 耐震性を確保しております。 また仕上材と断熱材の間に このような 木材の板を 挟むことにより、防音性、断熱性にも 良い影響が あります。   また 在来+パネルの工法なので、リフォームの際に 間取り変更も 十分可能です。(今回 再生するので 今度リフォームするときは、何十年先になることとおもいますが、、、、)

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民家再生

高岡市 K様邸 再生工事。 現在 解体工事が 行われております。古民家再生 、再生住宅 共に 老朽化の進んだ 家を解体するには、 国家建築士、大工さん、解体屋さん の協力で 解体工事を進めていきます。 老朽化の進んだ建物の解体をしながら 建築士、大工さんの見解で 補強をしながら、進めていきます。 その為 再生住宅とは 新築とほぼ同等の 間取り変更を可能にしています。

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高岡市 K様邸 は 築150年 の建物です。150年といえば  日本は 江戸時代から明治へ移行し 中国は 「清」という国名だった 時代です。 老朽化は 進んでいても おかしくない建物です。

解体を進める中で 家の構造体が あらわになってきました。

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写真の 部分は 正面玄関から はいった所の 「わくのうち」という 部分です。この部分は 再生後 大きな吹き抜けとして 蘇ります。 この 大きな 梁は欅(けやき)です。 現代 このような欅の無垢の梁材などは 超高級木材です。大きな吾妻建ちの 漆喰(しっくい)部分に 窓を配置し 明かりも しっかりと確保します。

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吾妻建ちの ちょうど屋根裏部分です。ここは 大きな 吹き抜けとして再生。 現在 ブルーシートがかけてある 漆喰(しっくい)部分に FIXタイプ(開かない窓)の断熱サッシを取付ます。 また 2階部分には いくつか 部屋も建築します。 トップライトも配置し、明るく 趣(おもむき)のある 再生住宅へと変貌する予定になります。

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解体を進める中で、このように 木の皮が付いたままの 材料もありました。 防虫の面から言えば、本当は 木の皮は 剥いて施工したほうが好ましいです。今回 再生にあたり この木材は一回 綺麗にしたいと思っております。

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解体中 たくさんの 思わぬ 昔の備品などが 出てきます。 これは 田植えの際に使う 「ころがし」という モノです。   ほか 「とうみ」なども でてきました。 どちらも 社会科の授業で 見た記憶があります。 機械化の進んだ 現代の稲作では なかなか お目にかかれない モノです。

今回 一応 このような 備品を 保管しておきます。 この「ころがし」を 照明器具として 再生すれば 古民家調のお宅なら マッチするのでは ないかと思います。 

民家再生

滑川市 M様邸 再生工事 現在 解体が終わり、大工工事に入っております。私のブログの更新が モタモタしているうちに 基礎の再生補強工事は 既に終了しておりました。 そして構造体の再生 補強工事に入ってます。

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以前の建物は 母屋に増築し、2世帯として生活をされておられました。 増築ということは 言うまでもなく 新しい建物、古い建物が 分離したように見えます。 今回は その双方を再生住宅として蘇ります。 別々に建築されていた 建物の屋根同士を 自然な感じに つなげ、大きな一つの建物として 再生し直します。別々だった2階同士も 今回 一つの空間とすることにより 床も剛床とし2階を 一つのバリヤフリーとすることで 以前よりも 大幅な耐震性アップに貢献しております。また 耐力壁の増設、耐震金具の施工と 大幅に耐震性のアップした 建物へと 進化しております。   もう施工済みですが 基礎部分も 新たに鉄筋を組み込み ベタ基礎のような作りにし 大幅な耐久力のアップとなっております。

こういった 耐震補強工事、構造体 基礎の再生工事が終われば、 新築工事と何ら変わらない 工事工程に入っていきます。 工事が終わってしまえば 中身、外観といい 新築と何ら変わらない 住宅として 蘇ります。

コストの観点、ECOの観点、先代の思い入れ などを 考慮すると 完全なる「新築より以上の住宅」として 蘇ることとなります。

民家再生

滑川市 M様邸 に続き、 富山県東部 黒部市にて H様邸の再生工事が はじまりました。

再生工事にあたり 解体工事が 着工となりました。 当社で 手掛ける再生住宅のなかでは H様邸は 築年数が まだ比較的 浅い物件になります。  解体をはじめると 築年数が 浅い為 しっかりと断熱材の組み込みも 施工されている状態でした。 断熱材として使用されていたのは グラスウールでした。  グラスウールの施工としては 本体を包むシートを切って貼り付けるのは 防湿上 あまり好ましくないが、 壁をめくってみると 施工しやすいように グラスウールが細かく切って施工してあったのを 目にしました。 

そのため グラスウールの劣化具合が 目視できる状態となっておりました。

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         この様に グラスウール本体が 丸見えの状態でした。

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上と下の写真は 同じ部屋の グラスウールの状態を比べたモノです。上の写真は グラスウール本体が黄色いのが わかるかと思います。 が、下の写真は グラスウールが黒ずんでいることがわかります。 グラスウールが 黒ずんでいるということは 何度か 水に塗れてしまったということが わかります。 こうなると 断熱性能は 大幅に ダウンしているということになります。

が、上と下の 写真は 同じ同一の部屋のグラスウールの写真ですが、とある一部だけ グラスウールが 黒ずんでいることがわかり、 そこだけ 断熱材が劣化するということは考えにくく、なにか 経年劣化 以外の理由で 水や湿気の侵入が あった事が 考えられます。 水廻りの部屋では ないので、徹底的に水の侵入経路を直す必要が あります。

解体してみると 家の悪かった すべてがわかってきます。 その部分を徹底的に直し再生し 最高の 住宅を!

 

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