「家の家相」 鬼門 裏鬼門


 よく家の間取りの配置の際に言われる言葉に、鬼門 裏鬼門という言葉があります

まず 鬼門とは 北東の方位のことです。陰陽道では、鬼が出入りする方角であるとされており、万事に忌むべき方角とされております。また裏鬼門とは 鬼門とは反対側の南西の方位のことです。この方角も忌み嫌われております。 北と西は、陰 
東と南は
陽 
とされており、北東と南西は




の境になるので、不安定になると説明されており、鬼門 裏鬼門 と位置ずけされて 意味嫌われております。 この言葉は中国から伝来した考え方であると言われておりますが、中国の風水では 土地や建物の北東方位を恐れたりはしていないそうです 鬼門 裏鬼門 とは 先人の生活の知恵から迷信も含め受け継いだ事柄です。 だからといって鬼門 などを気にし過ぎて 家の間取りを決めるのも 迷信に過ぎない災いなんかではなく、「住みにくさ」という現実の災いを招いてしまうことになりかねません。住みやすく健康的に暮らせることが、よい家相であると思います。  かと言って、鬼門、裏鬼門とは鬼、悪魔のいる場所であるなど、ただの迷信めいた意味あいだけではなく、科学的にも意味も持っています。鬼門(北東)は、方角的に ①北風にあいやすく寒い。②日当たりが悪い。③湿気が乾きにくく土台や柱が腐りやすい。などの科学的悪点があります。裏鬼門(南西)は、方角的に①西日で夏場は高温→腐食菌が繁殖しやすい。②出火すると風の影響で延焼しやすい。これも科学的悪点があります。 かといって様々な建築条件、限られた敷地条件などで、 どうしても「吉方位」ばかりに建物を作れないのが現実です。このような科学的な悪点に関しては最新の科学技術により対策します。これらの多くの観点から図面を作成し、提案するのが大切であると考えております