人 と 人 との つながりの難しさ

「人 と 人 との つながり」  「いかに うまく他人と つながりを持つか?」 人にとって これは 最大の課題では ないでしょうか?

考えれば 考えるほど 疑問の深みに はまっていってしまいます。

私には 病気に なり 様々な人から 様々な 言葉が 私に対して かけられました。 言葉とは 人を時には 励まし 傷つけ ます。

私が 病に倒れ 入院中 一番 多くかけられた 言葉とは、、

「はやく 良くなってね」  「きっと元気に なれるさ」

きっと 私も逆の立場なら 入院している友人に対して きっと このような 言葉を 発する事でしょう。

入院当初のうち 私もこの 言葉に 多少なりとも 励まされた記憶が あります。ただし 入院が 長引くにつれて この言葉が 私に 牙を剥く事に なります。

元気な友人たちからの  前向きな 言葉。これが 牙を剥いて 私の心に ささりはじめたのが、入院3ヶ月を 過ぎたあたりからでした。

私の 早く元気になろうとする気持ちに 相反し 一向に回復の兆しが無い 身体とに 焦り 苛立ちを 感じている頃でした。 私のこのような 心境に 友人からの 「はやく元気になれよ!」  「病気に負けるな!」 という 前向きな言葉。、、、

この頃には この前向きな言葉が 「お前は 病気に なった駄目な人間だ!」 「元気に ならないと 俺たちと対等では ないんだ!」 と 聞こえるように なってきたのです。 前向きな 言葉が 牙を剥いた瞬間でした。

身体を蝕んだ病が きっと精神的にも 蝕んできたのでしょう、、 参っていたんでしょう、、、

こんな中 私を 一番 元気付けた言葉というのは 意外な言葉でした、、、

 

主治医が こう 言いました。 「 今の医療では あなたの病気は 治らない。一生 その病気と 二人三脚で 生きていかなければならない 」

でした、、

心の身体も 健康な 人が聞けば 絶望的な 言葉かもしれません、、

しかし この頃の 私は この言葉に 何か 吹っ切れた気がしました。

そうか 俺は コイツ(病気)は 相棒なんだ、、、 と、、

 

こんな体験から 人は 難しいと 思いました。 人を励ます事。人を喜ばせる事。

こちらは 励ますつもりで 発した言葉でも 時と場合に よって 相手を 傷つけたり もっと 深みにハマらせたりも します。

 

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また 私の主治医は こうも言いました 「きっと この 病気は 武田くんを 成長させてくれるよ」 とも 

当時 私は 「はぁ?」 人ごとだと思って この医者が!とも 思いましたが、、

その 言葉通り 病気は 私に かけがえのモノを 教えてくれました。

「人生は 限られている 全力で 生きよう。 思いっきり楽しもう。」 と

なんか 人生の 見る目が 変わった 体験でした。

昔では 絶対 感動的な TVシーンでも 心動かす事は 無かったのですが、今は 泣いて泣いてしまいます。 何故 こんなに 変わってしまったのでしょう?

自分でも わかりません。

でも 「心」の 鎖が 切れた 実感は なんとなく あるような気がします。

自分の 心を 他人の為に 動かせる人は きっと 他人の心も 動かせる 力を 持てるのでは なかろうか。