確認してみて下さい

2023年3月10日

建物に使用する 断熱材には たくさんの種類がありますが、

僕から 一つアドバイス、

ウレタン吹き付けの場合 実際に使っている種類は、ウレタンの 『A種3』 または 『A種1』 どちらか 営業マンか設計者に 確認してみて下さい。 

『A種3』は 100倍発泡 や 〇〇倍発泡といわれ、その言葉とおり 100倍にも発泡するので、質量1のモノが100に膨れ上がる為 当たり前ですが断熱材自体に空洞が多くなります。イコール その空洞(隙間)を通して湿気を通過させますので、その対策としてしっかりと 気密シートを室内側に施工されているかの確認も重要です。 (その空洞は直線的に連結している訳じゃないので、空洞の構造上、隙間風は入り難いので 気密性は担保できますが、湿気は通します。断熱材が濡れる事は、まず駄目な状況なのですが、グラウール・セルローズはまだ 通気性があるので 乾くのですが、ウレタンは中途半端に気密性が担保されている分 逆にタチが悪いといえます。)

よく勘違いされますが、気密性と遮湿性は イコールじゃないです。水と空気は物質的にも性質的にも異なるモノです。

仮に 室内に気密シートを施工していない場合は、長期的に 夏型結露の壁内結露・カビのリスクが高くなります。この根拠は科学的に数字で証明されております。

特に 富山県は 日本で2番目に雨が多いジメジメした時間帯が多い県です。この先も 富山県のこの特性は変わらないでしょう。 結露 カビなどに関しては 他県よりも 神経質になっても 損はないと思います。

さて、

『A種1』を採用の 場合は そこまで膨れ上がらない断熱材なので、空洞と空洞の繋がり連結も少なく湿気に対して、気密シート施工など そこまで神経質になる必要はないかと思います。

最後に 防水透湿シートに直接吹き付けていないかの 確認も必要です。

直接 吹き付けている場合は、外壁裏の通気が 取れていない可能性が高いです。

発泡ウレタン断熱採用に気をつける事は 以上です。 断熱材検討をしてみて下さい。

 

まとめ、

①ウレタンA種3(〇〇倍発泡)の場合、室内側に気密シートが施工されているかの確認。

②ウレタンA種1の場合、気密シート無くても いいかも。

③上記どちらでも、外壁下の透湿防水シートに まさか直接吹き付けていないか?

この3点 確認されても良いと思います。

これは あくまでリスクの話です。

 

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