「老いの美しさ」
ギターって「老い」が美しいと評価される 少し変わったモノです。
木目には その年の降雪状況や外的負荷・ストレス また栄養状態で、様々な木目模様が現れます。より厳しい環境下で紆余曲折老いてきた木材が最もギターの表面を飾るトップ材として評価されます。しかしストレスを与えられて育ってきたお陰か、強度的には脆い。
逆に長年 よい栄養状態でストレスなく育ってきた木材は、身が詰まっており よい音が出る(鳴る)と言われていて、その分 木目に特徴は無いので、上記表面のトップ材裏のバック材として使われます。
それぞれ全く違う環境で育ってきた「老い」が重なって 素晴らしい魅力とサウンドを奏でます。
建物はどうでしょう?
老いた建物は 「壊せば良い?」
少し淋しいことです
私たちが リスペクトを持って断熱性(UA値)、気密性(C値)、耐震性(IW値)を現代の物理科学的知見の数値という根拠を持って
スペック的に新築同等に 甦らせ 老いを含め「美しく表現」する
住まい 住まい手
僕は そう感じます。