たかが10㎜ されど10㎜
今日は、リノベーション現場の棚板を取り付けに行って来ました
長い4mのタモ材を 現場に必要な長さ幅にカットします
本物の木材なので、カットを終えた棚板を研磨してバリ取りと角を丸くし手触りを整えます
棚板を取り付けます
棚板といっても厚みが違うだけで こんなにも印象が違ってきます(上が20㎜ 下が30mm)
厚みが増せば頑丈なのですが、その分 空間がやぼったい感じがします。(よく言えば重厚感がでる)
棚板一枚で これだけ違うので窓枠などの枠類を無垢材で作る際には、全然印象が違ってきます
また よくある質問で メーカー品の可動棚にはカタログに記載があるが、無垢材で作る棚板耐荷重を教えてほしいと言われる事があります
計算はとても簡単で 高校の物理でも習う公式で ある程度の目安を求める事ができます
弾性係数は、無垢材で柔らかいパイン材を基準として7000程度(安全側)で計算し、
一番安全側の集中荷重にて計算してたわみ4㎜以内でおさめておけば間違いないと思います
もう意味が分からないという方は、タモ材を使用する場合 1200㎜以上の長さのある棚板を採用したい場合は、厚み30㎜を選ぶのが安全です。
1200㎜以内であれば、厚み20㎜がスタイリッシュで良いかと思います。
1200㎜以上でも 載せるモノ次第では、20㎜も可能なので そこはご相談下さい。例えば
軽いフィギュア類などであれば可能ですし、20㎜の方がフィギュアがより綺麗に見えるハズです。
最後に我々は、クレーム回避の為どうしても安全側の判断をお伝えさせて頂く点はご了承下さい。
棚板一枚でも 奥が深いですね
楽しいです♪