中古住宅を 販売や賃貸の仲介、 リフォームの現地調査の 仕事をしていると。
建築技術の進んだ現代。 近年 稀に 全館空調の建物の賃貸、リフォームなどに 触れる機会もあります。
そんな全館空調付の建物の 空調を そのまま生かされて使用されますか?と いう話を ユーザー様に聞きますと。 過半の方々が 撤去 または停止お願いしますと言われます。
最大の理由が、賃貸の場合 前に住んでおられた方の臭いが 気になる。 です。何十年もダクト内部、床下断熱部の掃除、消臭まで なかなかの手間で 普段の生活から更に お金をかけて そこまでメンテナンスに気がまわる人も少ないでしょう。フィルター掃除が精一杯だと思います。
仮に24時間換気の経路に組み込んでも 無理でしょう。 リビングなどの居室は、24時間換気が義務ですが、日々 一度も掃除しなくても ホコリ、チリも溜まらず 綺麗で臭いも皆無でしょうか?
また リフォームの際の理由としては、光熱費です。併せて、上記と同様の理由が多いです。
あくまで これは富山県にある当社の 単独統計で、全国的な統計ではありませんので、この点は ご了承下さい。
さて、床面含めた全館空調仕様(床暖除く)の建物にする為に必須となる工事が、基礎断熱工法です。
今回は これについて 少し触れてゆきます。
ここ最近の トレンド ハウスメーカーでの UA値 戦争が挙げられます。 これも基礎断熱採用に拍車をかけている感じが否めません。 個人的には このUA値 戦争 かなり危惧しております。 なにも知らずに 数値だけを追い求めると メンテなどで 後々 大変な思いをするのは、住んでいる施主様の方々です。 エンドユーザー様は、UA値などの指標は、数字だけで建物のスペックが分かり易くて 飛びつきやすいと思うのですが、案外危険です。 ただ数値をあげる為だけの 適材適所に適さない施工も 最近 目に付きますし、計算方法も おそらく仕様計算だろうな?と思われる 躯体、基礎の工法を考慮しない めちゃくちゃなハウスメーカー、工務店さんも散見します。 以下 説明を致します。
簡単に イラストにして描いてみましたので、ご覧頂ければと思います。
結果として、図の上部に 赤文字で書いてある事が 個人的にな見解です。
当社では、
モデルハウス「連」が 床断熱工法。
モデルハウス「彩」が 基礎断熱工法。
どちらも 隠す事無く 体感できますので、一度 ご来館され 見て触れてみて下さい。
実際の体感しての感想で、机上の空想で 書いている内容ではありません。
あなたは どちらを選びますか?