新築工事, 民家再生

家の 設計の楽しみの一つとして、家のデザインがあります。 家の間取りが決まった状態が 人間でいう裸の状態とすると、それに服を着せる作業が デザインであると 思っております。 家もオシャレをするのです。


また このデザインという設計作業も ひとつ重要な仕事であります。服にも 多種多様な ジャンルがありますが、家の仕上げにも 和風 洋風から モダン、モダン和風、レトロモダン、古民家調 といった 様々なジャンルが あります。


個人的に この仕事が 実話 凄い好きなんです。

ひとつの家に 勝手に コンセプトを付けて 物語のように デザインを すすめていきます。


昨日は とある再生住宅の デザインを思考しておりました、頭の中には平面図から とりいれた3D図面を展開し 様々な デザインを考え 2時間ほど 没頭しておりました。 あっという間に 時間が経ってしまいます。 もちろん私の デザインが そのままお客様の好みに沿うという事は ないのですが、お客様の好きなデザインの発想の 足がかりとなるのは確かです。

 


 

 

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お客様にも 予算もある 家作りですので、やたら高価なモノをつけるわけにもいかない為、こちらも アイデアを絞り コンセプトを崩さないデザイン作りを してゆきます。

 

 

 

住宅会社の差別化は 値段や性能だけでも なく こういった部分も あると 信じて デザイン設計に 取り組んでおります。 お金を出せばいいものが出来る(当たり前の提案)のではなく、知識や経験技術をもって いかに無理なく 良い提案ができる 頭の柔らかい会社かが 重要だと思っております。

 

 

民家再生

皆さん 茶碗を 不意に落として 割ってしまったとしたら、どうしますか? 私も含め そうですが、ほとんどの人が 新しいのを買うでしょう。


さて これが江戸時代だったらどうでしょうか? 江戸時代だと 白玉粉で接着して焼きなおして修理したそうです。

我々の時代で言い換えると 瞬間接着剤でくっつけるといった修理方法が これに あたるのではないかと思います。ですが、今 修理して 茶碗を使っている人はいないでしょう。


このような時代に 戻るべきという事は 無理でしょうし、とても極端過ぎて現実的な話ではありません。 ただ モノが豊かになりすぎた今の日本、モノに関しての感覚が麻痺しているという感覚を持つ必要があるのではないかと思います。 ただ何もかも 大切にし過ぎて ゴミ屋敷のようになったでは、 廻りに迷惑をこうむるので 考えものですが。 不必要なモノは溜め込まない、必要なモノは大切に使う。また 大切なモノに関しては 「もったいないの精神」で 長く使っていく という 感覚を 呼び戻して欲しいと思います。


特に 当社が 訴え続けている 「壊すなんてもったいない」再生住宅。 家とは 住むための手段として使われるモノです。今の時代 この家でさえ 使い捨てのように捨てられ 空き家となっているのが現実です。家というものは 必要で大切なものです。


皆さんは 特に富山県民の皆様は、多くの人が 家で育ってきたのだと思います。親と または祖父母と 暮らした家です。思い出が詰まった家です。大きくて寒い家? 親 祖父母は 孫世代と 後世も 住んでいける 広い家を建てたのではないでしょうか? 魅力ある街 東京へでていく若世帯。単世帯での生活は 気楽なのも 確かです。でも 口には出さないだけで 寂しいのではないでしょうか。


大きくて寒い家は どれだけでも改善できるのです。ましては あるものを利用すれば 新しく建てるよりも 安く改善できるのです。単世帯で暮らしたければ 大きな家を利用して 2世帯仕様の 間取りにすれば いいのです。


単世帯で 家を建て 生活を維持してゆく為 親は共働き。家を建てた多くの単世帯家族がこのような家族形態では ないでしょうか。 今の小さい子供は このような親を どのような目で 見ているのでしょうか。子供は 親の思っている以上に 賢いので、冷静に今の現状を見て 直接 寂しいとは 言わないでしょう。子供は 昔から 違う形で サインを出してきますよね。我々の孫時代の家族形態は どうなっているのでしょうか。 これを考えて 不安と感じるか。自分達も 出て行ったのだから 子供も出て行くのは仕方が無いというか、 子育て後は出て行ってもらわないと 子供は経済的お荷物な存在になっているのか。


今 現状の利便性を 求めた生活の結果 どのような未来になるかは、 ほんと謎です。それなりに 順応しているのかもしれません。


今の日本社会、給料は上がらない、その反面 物価、税金は上がる。

単世帯で 理想の家を持ち 理想の生活をするには あまりにも今小さい子供たちにシワ寄せが 大きいと感じます。


世代を越えて生活を守る 時代が また来たのではないかと 最近 考えはじめました。



家に対して 「もったいない」 という感覚を 取り戻すことが 今 必要なのでは ないかと 思います。 少なくとも 再生住宅を考えられる お客様と接していると こう考えはじめられた方々が 多くなってきているのではないかと 感じております。


 

 

 

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日常生活で感じた事

共栄ホームズは5月3日から6日まで連休を頂いており、久々に社員同士顔を合わせ、連休の話に花が咲きました。

県外に出かけた者、県外から親戚が帰ってきた者、家で読書に勤しんだ者、色々でしたが、私は「安、近、短」の連休で楽しみました。

 

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KNBの「いりふねこども館」

 

3月に環水公園近くにできた無料で入れる施設です。KNBが創業して60数年の記念として開館された光あふれるガラス張りの建物の中にたくさんの遊具。遊んでいると偶然、KNBのアナウンサーの方に会って写真を撮らせて頂きました。


そのあと以前から乗ってみたかった水上ラインへ。

はっきりしない曇天の空だったので、いつもより船は空いていたとの事、環水公園をいつもとは違う船の中から見ることができました。

子連れのお出かけは大変なこともあるのですが、どこへ行っても回りの方々に親切にしてもらい連休を楽しむことができました。


連休の間でも働いておられる方々がたくさんいて、疲れているにもかかわらず、笑顔で対応してもらいまいた。普段の私たちも このように対応できているか反省するとともに、また明日からがんばらなくてはと再認識しました。

 

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日常生活で感じた事

立山町にある とある店に 蕎麦を食べに行きました。 蕎麦好きの人なら だいたいこれだけで あっ!あそこの店かな? と 勘付く人も多いのではないかと思います。

 

 

 

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建物も とても風情があり、いい雰囲気です。 建物に関しての細かい配慮としては、 まず 雨樋が竹です。今では 塩ビが普通です。 こんな ところにも とても良いセンスを感じます。 お店ということもあり、あえて竹にしてあるのですね。

 

 

30~40分ほど 7組の先客 順番を 待ち、いざ店内へ

 

 

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堀炬燵形式の縁側に座り 中庭を望みながら 食べるレイアウトになっており、また その中庭が丁寧に作られていました。 心地よい風に吹かれ 木々がサワサワと音を出して揺れ、カエルの鳴き声が 聞こえてきます。とても静かな 店内。また 見上げれば 素晴らしい 造り天井や軒裏。

 

また いかにも 店舗という造りではなく、まるで民家のような造りなのも良く、親しみを感じました。

 

もう これだけで 料理に 大きな調味料的な役割を 与えているのは確かです。店の造り 雰囲気 は 料理に大きな影響を与えます。特に 影響が与えられるのが 和食。我々が 日本人だからこそ 作用されるのではないかと思います。

 

洋食でいうと ホテルで、店員さんに椅子をひいてもらい、テーブルにはショウプレートに飾りナプキンが置いてあり、ナプキンを取ると ショウプレートには 素晴らしい洋画のデザインが施されていて、その左右には 指紋ひとつ無いゴブレ、ピカピカのオードブルフォークナイフ、ソーススプーン、フィッシュ ミートフォークナイフ デミカップ が ずらっと並んでいたら 背筋を伸ばしてしまう感じでしょうか。(分かり難い、、)

 

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蕎麦に話は 戻りますが、あとは 盛り付けに使われる 食器にもセンスを感じずにはいられませんでした。季節のご飯が盛り付けられている器が 木です。木の漆塗りの木箱に 入っていました。 また 料理を運ぶ順番も 最初に 先膳のように 木の先膳盆に そばつゆと香物とご飯だけが運ばれてきました。 香物とご飯を食べている途中に 蕎麦が運ばれてくるという 流れでした。最後に 蕎麦湯。 所々に こだわりとセンスが 光る お店でした。

 

写真には ありませんが、廊下も 畳の廊下で 足で感じる感覚もよかったです。トイレにも上げ下げの雪見障子が使われ 和の雰囲気を感じ。中庭に吹く風の音 と カエルの鳴き声の中 食べる蕎麦は 非常に美味しく感じました。

 

来店されている お客さんも 店の 建物、雰囲気と音 に酔っている感覚が 手に取る様に 分かりました。カエルの鳴き声が 聞こえる程に  皆が静かに食事と雰囲気を楽しんでおられました。 会話も忘れる程 酔える空間。すごい事だと 思います。

 

 

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建物に関わる仕事をしている者として このような建物を見ると とてもそそられます。 また 建物が人に与える力(ちから)が 人の 味覚までもに作用する事を 考えると 嬉しくてなりません。 とても やり甲斐のある仕事をしているのだと 実感できる瞬間でもありました。

 

 

日常生活で感じた事

とうとうゴールデンウィークも終わりですね。また 身体も仕事モードに切り替えて 明日から 仕事頑張りましょう!

 

今日は 上市町にある 穴谷の霊水を汲みに行ってきました。 私が 小さい頃 親や祖父に 連れて行ってもらった記憶がある場所です。 小さい頃から 親しんできた富山県の自慢できる水です。 日本名水百選にも登録されています。そんな私にも子供ができ、世代をまたいで この連休に 連れて行くことにしました。

 

 

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穴谷の霊水には たくさんの言い伝えが あります。 寝たきりの女性が飲んで歩けるようになった とか 万病に効く、白蛇の出る穴谷の霊が宿っている とか、 4年間腐らないとか。 

 

何といっても 現代に至るまで 全国から多くの人が この水を汲みにやってくるという事が すごい事です。 事実 穴谷の霊水には 不純物がほんと少なく とても腐りにくいらしいです。飲んでも 美味しい水です。夏場 冷蔵庫で冷やして飲むと ほんと美味しいです。 また お地蔵様が点在する 長い山道を歩き 汲みに来るという事が よりありがたみを増し、美味しく感じます。

 

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この様な山道が 水に よりありがたみを 与えてくれるのかもしれません。 また 訪れる 人達に 霊的といいますか、不思議な高揚感を 与えてくれます。とても いい場所です。 観光にも いいと思います。

 

人間が美味しいと感じるには、 水そのものの美味しさも 重要ですが、 雰囲気と周りの 風景、天候気温までもが その味覚に重要な要素として 関連してくるのだと思います。 建築家の 我々として できることは 雰囲気のある建物を プロデュースする事でしょうか。 例えば とても風情のある中庭が見える和室で食べる 和食は美味しく感じるとかでしょうか。

 

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 ともあれ 山道を歩き 程よい疲れの中 飲む 霊水は 美味しかったです。 今では スーパーマーケットで 穴谷の霊水の醤油や出汁つゆなどが 売られているのを目にします。少々値段も高く 穴谷の霊水は、ブランド化されています。 商売にも ぬかりのないのが さすがです(笑)

 

 

日常生活で感じた事

ゴールデンウィークなので、家族で ちょつと県外まで という方は 結構 多いのではないかと思います。私も そう思った人間の一人でして、 福井県の松島水族館へ行こうと考えておりました。 朝早くから 子供と奥さんに 準備をさせて、家を出発しました。 松島水族館には 行ったことが無いので、カーナビで検索をして 向かったのですが、最寄りの 北陸自動車道 小杉ICに 近づいた時、カーナビが 「この先 ○○Kmの渋滞があります」 と 無機質な声で 車内に響き渡りました。

 

「えっ!」 渋滞、、、、。 渋滞や混雑を嫌うといわれる 富山県民です。まさに 生粋の富山県民の私にも この 渋滞案内は 聞き捨てならないものでした。

 

早速に 引き返して 行く先変更です。 魚津水族館へ Uターンしました(笑) 渋滞や ディズニーランド以外の混雑を嫌う 奥さんも これには 大賛成だったようで、浮いた 高速料金代で お昼 外食や! という話にもなり、大盛り上り(笑)。

 

 

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そして 少々予定より 浮いたお金で、水族館を楽しみ、魚津水族館 隣の ミラージュランドで 乗り物に 乗り、昼食は アピタ魚津店で ケンタッキーを 食べました。

 

また 魚津水族館は 日本で もっとも歴史のある 水族館であります。建物は 決して 新しくはないのですが、歴史が詰まった水族館です。 これも また富山から 無くしてはいけない、 代々100年にわたるまで 先代が守ってきた 富山の大切な 施設です。とても 壊すなんてもったいないのです。 我々の代も この施設を利用して 守っていかなければならないのだと 思いました。

 

なんだ かんだで ここに来てよかったと思いました。 富山は やっぱり いいですよ。

 

日常生活で感じた事

ゴールデンウィーク初日 八尾町の曳山祭りへ 行ってきました。

越中八尾は おわら風の盆が 全国的に有名ですが、この曳山祭りも なかなかの見所がある お祭りです。 

 

今の様な 曳山祭のはじまりは 江戸時代。絹、紙などの産業で繁栄し、富山藩の御納所と呼ばれていた 八尾町。その 繁栄の象徴として 立派な彫刻や金箔を施した曳山で 街を練歩いたのです。 

 

 

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また 夜には提灯が灯され その姿は まさに 「不夜城」と呼ぶも ふさわしい姿です。

 

江戸時代から現在 平成に至るまで 受けつながれている伝統に 感動すら覚えました。 過疎化の一途を辿る 富山ですが、無くしてはいけないものの一つを 目にしたのだと痛感しました。 歴史ある街並みの 直角の曲がり角を 曲がる時の あの若い男集の 威勢に熱気。 曳山のギシギシ 軋む音。 車輪の引きずる地鳴り音。とても 迫力もあり、今の日本 富山の 現状を背景に思い浮かべると 少し儚くも聞こえたのも事実でした。

 

我々の 行っている 家を受け継がせる 再生住宅、空家の活用も また これと通ずるものがあると感じます。

 

空家が増え続ける中でも どんどん分譲地が増え新築が建てられ続ける中、 家を受け継がせる事、儚い想いなのかもしれませんが、これを どうにかしょうと 動かなくては 儚い想いは 時代の波に流し消されるかもしれません。 それは 淋しい事です。

 

富山屈指の 家の再生技術を持つ 我々が 行動をしてゆきます。

 

 

 

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新築工事, 民家再生

もう既に ゴールデンウィーク大型連休に 入ったという方々も多いのではないでしょうか? 天候も非常に良く 車の混雑状況を見ていると たくさんの方々が 外へでているのだなぁ と感じます。 当社も含め 職人さんも 5月3日(~6日()まで連休に入るのですが、各現場の安全管理の為にも 本日 現場管理者が 各現場へ 出向いております。朝6時の時間帯に 社内を出てゆきましたが、 現在進行中の現場だけでも、富山全域に渡っていますので 現場安全管理の為 出向くにしても 本日の一日仕事ではないかと思います。お客様の 大切な家を 一時あずかっている状態ですので、しっかりと管理しないといけません。

 

 

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ゴールデンウィークなどの 大型連休中に 建築現場に 素人の方が 入るのは大変危険な行為であります。 現在どのような状態なのか? と 少しの興味本位で覗いたりする事は 事故に遭いにいくようなものです。特に 再生住宅の構造体スケルトンの状態の現場に立ち入る事は特に危険です。触れる箇所によっては構造体にダメージを与えかねません。軽い気持ちで 足をのせた箇所が再生補強前の構造体でしたら、大変危険なことです。 現場状態の保持の為にも建築現場に入れないように こちらとしても対策を 施してゆきます。

 

 


 

家 小ネタ 情報

うちには 来年 小学生になる子供がいるのですが、最近 幼稚園から毎日 宿題が課せられます。 家や園内で 思いに残っている出来事などを 絵日記にして 書くというモノです。 小学校へあがる前に 宿題や課題に 慣れさせようという 幼稚園からの配慮だと思います。 一応 年少~年中と 読み書きは教わっているので、一通り 読み書きはできるのですが、宿題を 家へ帰ってきてから作業して持っていくという行動には 未だ慣れてはいません。ですので 今のところ 親として 手伝いながら 毎日やらせている形です。自分で気付いて進んでやるには まだまだ時間がかかりそうです。


そういう日々が続いているなか、昨日 仕事が終わり帰宅した時、幼稚園の広報に 自分の娘の書いた 絵日記が掲載されたという出来事が ありました。親として 正直 嬉しかったです。でも 子供自身は 「ふーん」と いった感じでした。まぁ そんな もんなんでしょうね(笑)。 この出来事には 親と子で 喜びに 温度差が あったのですけど、こっちが嬉しかった分も含め 思いっきり誉めてやると それに対して 喜んでいました。今後も 頑張って欲しいなと 思う出来事でした。


 

 

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毎日 怒ったり 誉めたり して 子供も親も すくすく育っていっています。住宅ローンを組んで 住み始めて 早や3年が経ちます、家にも大切な思い出を 刻んで日々過ごしております。 なんだかんだで 我が家が 一番ですわ! 皆さんも そうでしょ?



家 小ネタ 情報

 

すっかり桜も散り、真夏のような暑い天気が続いています。

しかし、天気も良くイベント日和かと思います。昨日は、

当社にも「春まつり」ということで子供神輿が周ってきました。

 

気温も暑い中、子供たちの掛け声と神輿を揺らす音で

仕事をしていてもお祭り気分になりました。

 

お祭りというのは、豊かで平和な年であることを祈る行事だそうです。

私たちも祈るだけではなく、そんな良い年になるように

頑張りたいと思います。

 

 

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