離れ客間の ある家 

こんにちわ。  昨晩は 夜 肌寒く、 パジャマも 夏物から 冬用に着替えて 寝たら ちょうど 良かったです。 季節の 変わり目ですね。 風邪を ひかない様に 皆様も お気をつけ下さいませ。

 

さて、今日は 最近では なかなか間取りから無くなってきている 客間について 書いてみようと思います。

平成から令和になり、 『 本格的な客間 = 死語 』 と なりつつあるのが、 最近の注文住宅業界 の現実といっても 過言ではないかもしれないです。

しかし、『再生住宅』 に関しては、もともと大きな建物で 客間を持ち備えており、 また 昔の客間には 今では 手に入らない様な 豪華絢爛な 材料など 手の込んだ芸術とも呼べる造作物が ちりばめている場合が多く、復元 や 残したりする事は 未だに よくあります。

以下 文章は 新築での設計の お話になります。

設計をする際に お客様からご要望も無いのに 客間を間取りに組み込むと ほとんどの お客様は その予算や坪数を 別のものに 使いたいと 言われますので、 令和時代の 多くの設計者は 御要望がない限り 客間は 間取りに組み込まないと思われます。 ほとんどの方々は 和室はあってもよいが、LDKと一緒に使えて 仕切れるように建具を と 言われます。  とても合理的ですね。

 

「あったら便利」 という 部屋などは  予算面、デザイン性 などを 考慮して、『無くて良いモノ』 という判断に なってきている 最近の設計傾向があります。

 

そんな中、 離れの客間 ありきで 設計させて頂いた 珍しくも 素晴らしい物件もあります。

砺波市で 設計、建ててきた N様邸です。

N様邸は、 玄関に入ると 右側廊下は LDKに繋がり、 中庭を介して、御影石の踏み込みを渡り 左側に離れの客間がある 建物です。

 

 

離れの座敷へ お茶を出しにいく際には ウッドデッキ渡りで 出しに行ったり、廊下 玄関 を渡る必要があり 面倒な面も 多くありますが、 週末に 座敷で お酒をのんで深夜まで ワイワイ楽しんでいても LDKにいる 子供 他の家族には 迷惑がかからなかったり、皆が寝静まった後も 寝室への配慮ともなります。一応 良い面もあります。 

 

廊下も ヒノキ材の床 畳敷きの廊下で とても 風情があります。 廊下からも 中庭が 望めて 綺麗です。

 

たまに来られる 実家の両親たちの 寝室としても 使えます。 また 中庭を 望めるので 旅館の様な 雰囲気で くつろいで頂ける 空間と なっております。

20代で この様な 家を設計され 今現在も 住んでおられる N様邸 の ご紹介でした。

死語となりつつある 客間は 無駄な様でありますが、 N様邸 は それを逆手に取って 普通の家には無い 空間的な  華やかさを 持たせた いい建物だと 思います。

多種多様な 家 があり 良いですね。

 

次回は 料理の専門家からの依頼があり  建物を設計させて頂いた際の 物件を ご紹介させて頂こうと思います。

 

 

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