S様邸 再生工事 (内部)
今日も 再生現場 S様邸の ご報告です。
外観は 瓦が載せ終わりました。
本日は 内部の紹介です。
既存の床下は 下の写真の様に 土の状態でした。
湿気が床などの構造材に 直接上がってきていたのが分かります。すこし湿り気のある状態でした。 既存建物のGL設定が 前面道路よりも 低かったので、 その様な 状態が より顕著に現れていたのだと思います。 地盤水位が それほど高い位置ではなかったので、運よく 水染みなどの影響はなかったみたいでしたが、 ベタ部分を厚く打説する事により、 今回は GL設定を大幅に見直しました。
また 既存の基礎は 高さがとても低く、床下点検の際に 人が通る事が出来ず 非常に困るという状態でした。
基礎改修施工後 ご覧の通り、基礎高を新設すると共に 高さを上げました。
また ベタ構造にする事により、湿気対策、強度も上がっております。 写真を見て頂ければ既存の基礎が どれだけ低かったのかが 分かるかと思います。
また新設する 土台は、腐食などに強いヒノキです。 アンカーボルトなども配置しております。
既存は木製の床束だったので、今回は 高さ調整式のプラ束へ すべて総換致します。床鳴りにも 調整対応できる仕様になります。
当然 基礎が上がり、床部分が上がれば 各居室の天井高が低くなるのは 必然。
ですので、梁かけ直しなど、併せて 梁の増設、補強など行いました。 これで天井高は 確保されます。
さて、次回は 断熱改修に関しての お話を しようと思います。