現場点検

今日は 現場監督らしい事を しに行きました。

といいますか、現場監督でしたら チエックするのが当たり前で しっかりと施工されていなかったら ここで現場の大工さん、屋根屋さんへ 是正をお願いする形になります。

 

上棟を終えたばかりの 富山市 開(ひらき)の家へ 行ってまいりました。

瓦工事が無事に終わったので、防水措置の項目チエックですね。

ルーフィングの重ね幅や敷き方のチエックは 上棟翌日に すぐ行わないと見えないので そこは以前に チエック済みです。

さて どのような箇所のチエックかといいますと。簡単にいうと よく雨漏れする原因(弱点)となる場所のチエックです。

屋根と垂直に交わる外壁面の防水の収まりです。 完全な総二階の建物じゃなければ 必ずでてくる納まり部分ですね!!

簡単に言うと、屋根に沿って敷いてきて、垂直面にぶつかった場合25センチ以上立ち上げて 防水ルーフィングが施工されていないといけないという事。

また 垂直に折り曲げて敷いてたら そのまま垂れてこない様に留める必要がありますよね? そんな留め付け部から さらに 5センチ以上 さらに伸ばすという事が 最低限必要な訳であります。

今回は お写真でも お分かりの通り、全体32センチ。雨押さえ上端よりも 5センチ以上ありますので、安全な建物であるという事ですね。

 

他 天井断熱部分の気密処理なども 見てきました。良い感じでした。 このまましっかりと施工を進めれば C値は 1.0を 余裕で切ってくると思います。

軒の出は 900mm あります。 雨風から 外壁を守るのと、軒裏、外壁裏の湿気を 排出する大きな役割も果たしております。 断熱部はしっかりと気密を確保して、湿気の篭る場所は 大きく換気する。四季があり、湿気、雨の多い 日本の住宅って これを基本に作る必要性があります。

また 軒を出す事によって、屋根の下地からも骨組みの頑丈さが 分かられるかと思います。

軒の無い家は、こういった 屋根下地の骨組み材を 細くでき ピッチも荒く設定できるので コスト削減になります。軒裏の施工もしなくて良いので、下地材や建材費も省けて 大工さんも楽。工期短縮にも繋がります。(その分 大工工賃が削られてるんでしょうね) また 外観もスタイリッシュに見えるとも言われております。これが軒の無い建物のメリットですよね。 

 

これら目先のメリットと 考えるか。長期的に 建物を考えるか。

住宅営業マンに聞くよりも、現役の大工さんに聞いてみた方が良いかもしれませんね!

「大工さん あたな自宅 建てるなら 軒のある家にする?ない家にする?」

って

 

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