お金じゃ買えないモノ
今日の内容は 建物の品質管理についてです。
建物は 最終的な見た目のデザイン性や仕上がりで 品質が評価されがちですが、そんな見た目の表面仕上げ品質は短期的に汚れたり劣化するのに対して、目に見えてこない部分が 長期的な建物劣化への耐久性、地震災害などの万が一の時には重要となってきます。
特に躯体の品質に関しては、現場担当者が いかに自分の家だと思ってしっかりと管理するとった具合の『想い』の部分が重要で これは お金では買えないと思っています。
知識として、こうした方が良いと知っているだけではダメで、
またマニュアルだからと、現場員に頭から指示するだけの形式も良い結果は生まれ難いと思っています。
「まぁ コレくらいイイっか」の精神が生まれてきます。 現場での 極悪な炎天下・寒空の下などで 長時間に渡り作業した事がある方なら 分かるかと思います。クーラー・暖房の効いた部屋から電話・メールだけで指示されてもね~ 「どうせ塞じゃうから分からないだろう、そんな事に時間と手を取られるなら次の現場へ行って稼ごう!」と、人間だから 少しでもそう思ってしまうのも当たり前の『感情』だと思います。
すべては 人が『感情』を持ってする仕事な訳ですから。他人の『感情』に訴えるには、『説明』や『指示』ではなく まずは自らの『行動』『姿勢』を黙って継続する事です。 きっと ソレは分かってもらえます。 遠い様ですが、近道です。
他を変えようとするのではなく、自らが行動に移し継続する事が大事です。
見た目=「癒し」 の部分と、品質=「安心」 が 大事だと思います。
そんな実際の現場進行で気を配っている所の動画です。