広告への違和感
昨晩 自室で試験勉強をしていると、子供が部屋にやってきました。
「ゲーム機が起動しなくなった。。。」と 言ってきました。自作PCなど デバイス関係に少し詳しいだけの僕には もちろん 任天堂スイッチは修理できません。
2017年に購入して、早5年(6年目)を迎えるゲーム機です。 さすがに5年も使えば故障する可能性は充分高いですよね。
劣化・故障といえば、建物もそうでして
ここでよく 営業をしている際に 言われる事。 建物の保証期間の問題。
よく大きな文字で 30年~40年保証!という広告文字を目にします。
ん?なんか怪しいなと思い。
これについて 僕も 個人的に 調べてみました。
これに関して 注意して頂きたい事、5年~10年目以降でのリフォーム(有償補修)が条件となってる点。5年~10年無料点検の際に提案されるリフォーム提案(有償メンテナンス補修)施工をしなければ、保障期間はそこでストップ。あくまで 無料定期点検の際の有償メンテナンスリフォームを繰り返し行う事で延長されてゆく形式がほとんど。
【定期的な維持管理計画を実施頂く事で対象】この抽象的な19文字を呼んで上記へと理解へ至るには、至難の業で読解力が必要であります。
~僕の実際の友人の話~
最近、実際に僕の友人で 全国超大手ハウスメーカーの●●で建てた人にも聞きました。延長保証 延長しなかったんですか? って聞いたら ●●百万円かけてリフォームメンテナンスを進められてあまりにも高額だったから断った。それで 共栄ホームズに部分メンテナンスを依頼した。なんか逆に申し訳ないね(笑)って声が リアルにありました。(築12年目 ちなみに60年保証を広告しているハウスメーカーです。保証延長の為、都度のメンテ費が高額過ぎて12年目で関係を切ったという事ですね。以後 何かあれば当社でメンテナンスを行っています。)
~実際にあった事例~
無料5年点検の際に「外壁・窓廻りのコーキングの打ち替え 数十万円の有償メンテナンスをオススメします。」
8年後、外壁の一部が割れたり剥がれてきた部分がでてきたのですが? 「5年点検の際の有償コーキングメンテナンスをされなかったからですよ。なので保証対象外です。全額有償であれば直せますがいかがされますか?」
↑実際このやりとり めちゃめちゃ多いらしいです。
また 雨漏れも同様で、
無料10年点検の際に 「屋根ルーフィングの葺き替え 数百万円の有償メンテナンスをオススメします。」
下記リンク先:住宅紛争処理センターHP
https://www.chord.or.jp/case/detail/detail_6715.html
30年・40年・60年保証と全面広告する事でエンドユーザー様を惑わせた結果、上記のトラブルが予想されます。
何もせず30~40年 無料保証なんて建物は まず皆無であり、そんな上手い話は存在しない と いう点。 築10年目以降などの築年数の経過した建物の劣化部分の無料点検・見積なんて どこの業者でもやっている行為と思われます。(言い換えれば 体裁の良いリフォーム工事の営業提案ですよね)
大事なのは、その施工会社との長く付き合える良い関係性の構築だったり。何でも相談・言い易い関係だったり、いつも早めに対応してくれたり。 その会社が潰れずに長く存続し続けてくれている点だったりします。
この様なカラクリを知らないで あたかも30年保証、40年保証とだけ広告を全面にうちだし。まるで メンテナンスにお金もかけず、何せずとも3~40年保つ建物です!無料延長保証!と 一見 長期的に品質が良いという様な 勘違いをしてしまうような広告は 少し酷いなと 個人的には思ってしまいます。
あくまで点検は無料ですよ。
物事を疑って見る性格の人や慎重な性格の人は、ただ広告に踊らされる事も 少ないかもしれませんが、皆様 いかが思われますか?