富山市の 平屋の 住宅です。
こちらの家には 気密BOXが取付られております。
これは 何かというと コンセントやスイッチから 壁中空間、天井裏、(断熱材と室内との間)の空気の流入を止める役割を果たします。
建物の 気密性を上げてゆくと 換気システムを作動させ 負圧になった室内が この 壁内の空気を引っ張り込むので、 (よく隙間風と勘違いされる方もおられますが)、それを防ぐ 為のモノです。
コンセント BOXの外側に もう一つ 透明のBOXが あり、気密テープで止められているのが 分かられるかと思います。
この後 さらに 上に気密BOXのカバーを取り付けて完成となります。
こちらの 家は、グラスウール断熱材を 使用しています。
この気密BOX、グラスウールなどの断熱材などを使用する際に とても有効な方法です。 グラスウール断熱材は、断熱材自体が 不燃材認定を受けているので、万が一 コンセントからの発火があっても 安心感があります。
一方 発泡ウレタン系断熱材などですと、不燃材認定を受けては無いので、万が一 コンセント内で発火した場合 燃え広がる可能性があるので 逆に コンセント周りをグラウールなどで包む 等の 防火処理を する必要があります。 発泡ウレタン系を使用の場合、この気密BOXでは ちょい役割不足です。
断熱材の種類によって 気密のとり方も違うということですね。
細かい 積み上げが 良い家を造ります。