昨日は 夕方から 結構な雨が降りましたね。 最近の天候を見ていると 貴重な雨ですね。
なので この機に!と 最近 雨漏れの修理 や 雨樋の修理を 終えさせて頂いた お宅へ 再訪し、
「昨日 強い雨降りましたけど どうでしたか?」と 聞いたら
「大丈夫だったちゃ!」と お答え頂き 一安心です。
さて、今週 上棟が予定されております、 富山市 開 の現場 へ 土台の気密処理へ 行ってきました。
基礎と土台を留めているアンカーボルト部分の隙間の処理です。 金具って 穴を開けて取付ますよね? 建物の穴です。 冷静に考えれば 誰でも分かる 建物に空く穴の一つです。(ただ今後、目に見えなくは なりますが)
木材の継ぎ部分は 断熱材を入れた後に 処理行います。
こちらの現場は、気密シートで とり囲むので、この処理は 不要なのかもしれませんが どちらかというと 壁内結露対策という意味合いが強いかもしれません。 「備えあれば憂い無し」です。
今の時代 新築だと 構造の 質が 良いのが当たり前と 思われがちですが、ハッキリ言ってそれは 全然 認識が間違いです。 耐震等級2以上や 性能認定を受けない場合、品質に関しては 最低限の基準が設けられており、後は 任意です。この任意の範囲が あまりにも大きすぎる。 面倒な事や、コストのかかる事は やらなくてもいいんです。 上記の 気密処理も まさにソレです。
例えば 一戸建ての基礎は、構造計算されていない(配筋表を参照した最低限の基礎)なんて 皆様 知らないとは思います。自分の建物は構造計算されている建物だと思っておられる施主様が多いのかもしれませんが、 それは否です。 全棟 構造計算してますって、当たり前じゃなく これある意味 誇れる事なんですから。構造計算されているか そうでないかは、基礎を見れば一発で 分かります。 今の現代でも こんな事すら知らない 住宅営業マンさんも かなり多くおられます。ただ基礎の配筋が細かければよい、太ければ良いって思っておられる方もおられる くらいですから、認識と知識が少し甘いです。 建物を深く知らないから「当たり前ですよ!」って 言葉が 営業マンから飛び出るんだと思います。施主様の為に 安心安全の建物を 細心の注意を払い管理 遂行しているなら それは最も誇る事と思います。
『当たり前じゃない』 こういった細やかな処理が 耐震性、気密性や結露対策など 後々の建物に 大きく劣化として 響く事になります。
さぁ 上棟に 向けて 準備しないと!